エシカル消費推進
1年生 エシカル消費基礎講座(第3回)―障がい者支援・フェアトレード・児童労働・SDGs―
「エシカル消費≒みんなの幸せにつながる買い物」は、実はとても身近なのです
1年生の「総合的な探究の時間」=藤波タイムのエシカル基礎講座、3回目が実施されました。
第1回は、3年間のテーマである「エシカル消費」の全体像を学びました。第2回から第4回までは、2つの講演会の中から自分の興味・関心のある方を選びます。「選択と試行錯誤」を繰り返しながら、自分のエシカル消費に関するテーマを定めていきます。
講義① とくしま障がい者就労支援協議会 吉田 和代さん 「障がい者支援」
講義② 特定非営利活動法人 パルシック 木村優江さん・だしソムリエ 河口 晶さん 「フェアトレード・児童労働・SDGs」
◆講義① 吉田 和代さん「 障がい者が支えられるだけでなく、主役になれる社会に」
「エシカル消費」とは、「(その商品は)どうやってつくられたのだろう? どういう人がつくったのだろう?という思いを巡らせたうえで買うことなんです」と、吉田さんは話してくださいました。
障がいのある人が何かをつくったり育てたり、サービスに従事したりしているお店で買い物や飲食をすることはエシカル消費です。なぜならそれは、障がい者の雇用促進=障がいのある方がささえられるだけでなく、主役になれる場 を生み出すことにつながるからです。技術や熟練した技能をもつ障がい者の方を認定する「障がい者マイスター(=巨匠・名人)」という制度も2014年からスタートしています。その技術や技能を生かす場に、みんなの消費は必要とのことでした。
吉田さんの所属する「とくしま障がい者就労支援協議会」には県内にある障がい者施設の約半分が加盟しているそうです。お菓子やお弁当、間伐材や建設端材を活用した木工商品や藍染めの商品など、ものづくりや販売・サービスを通じて障害のある人と地域や社会とつながっていくことは、障がい者の「福祉=幸せや豊かさ」につながるとわかりました。
●生徒の感想
・今日はじめて「障がい者マイスター」という言葉を聞きました。
・「障がい者として働くのではなく、一人のアーティストとして働く」という言葉が印象に残りました。
・「エシカル消費条例」を制定したのは徳島が全国初だと知って驚きました。
・障がい者支援がどのようにエシカル消費にかかわっているのかなと思っていたけれど、今回の講演で、社会での思いやりや支えあいの点でもかかわっていることを知れました。
●探究のタネ
障がい者福祉 思いあい・支えあい 障がい者マイスター 障害者優先調達推進法 みんなでつながる輪 国連未来サミット
◆講義② 木村優江さん「フェアトレードは、社会の問題をビジネスの仕組みで解決する方法です」・川口 晶さん「日本の身近なものを見直せばSDGsにつながります」
木村さんの所属するNGO法人「パルシック」では、東ティモールで生産されたコーヒーやスリランカの紅茶を仕入れ、日本で販売しています。そこで行われているのが「フェアトレード(=公正な貿易)」です。生産者とパルシックのようなフェアトレード団体とが直接つながり、次のような目標のもと、人と人との交流と信用を大切にしながら取り引きを行います。
生産者が、働いた分の収入がきちんと得られる
人種差別、女性差別がない
児童労働などがなく、子どもが学校に通える
大量の農薬使用などがなく、持続可能な生産ができる
組合などをつくることで生産者がつながり、互いに助け合い、ともに発展する
コロナ禍を経て、経済をはじめ様々な格差が広がっている今、私たちはその問題に目を背けず、できることをしなければなりません。フェアトレード認証マークのついたものを購入することもその一つだと学びました。
もう一人の講師である河口晶さんは、石井町在住で「だしソムリエ」として活動をされています。
和食に不可欠なものの一つが「だし」です。だしは地域ごとに使用する材料が違うそうです。「地域でたくさんとれる特産品をその地域で活用し、資源として価値を上げていくことが大切」と河口さんは話します。生産者と消費者とをつなげることで、生産者が「買ってくれる人がいる」と安心したうえで生産活動ができるCSA(地域支援型農業)が全国に広がり、徳島でも実施されていることも知ることができました。日本のよいものを守ることが、SDGsにつながるということを学ぶことができました。
●生徒の感想
・東ティモールでの活動を聞いて、生産者と消費者を結ぶきっかけとなるのが「協力すること」だと改めて思いました。
・自分も「民際協力」をやってみたいと思った。
・一人一人が「食」を見直し、1つの商品も一つの「大切な食糧」として、だれかの努力が報われるような何かを自分もしたいと思いました。
・二人の講師の先生の思いは同じで、支えあい、生産者と消費者をつなげることが大切なんだとわかりました。
・買い物をするときも、頭の中で考えながら買いたいと思った。
●探究のタネ
民際協力 8:36億 生産者と消費者の対等な関係 フェアトレード 唯一無二の価値 新しい技術を使い日本のよいものをより使いやすく!
1年生 エシカル消費基礎講座(第2回) ―食品ロス・脱炭素社会―
「選択と試行錯誤」をしながら、エシカル消費についての自分のテーマを決めます
先週に引き続き、1年生の「総合的な探究の時間」=藤波タイムは講演会でした。
第2回から第4回までは、2つの講演会から自分の興味・関心のある方を選びます。「選択と試行錯誤」を繰り返しながら、自分のエシカル消費に関するテーマを定めていきます。
講義① 特定非営利活動法人フードバンクとくしま 川上健太さん 食品ロスの削減「もったいない」から「ありがとう」へ
講義② NPO法人環境とくしまネットワーク 島田 公さん 脱炭素社会・地球温暖化防止について
講義① 川上健太さん 「もったいない」から「ありがとう」へ
「日本は食品ロスが多いと思いますか?」川上先生の問いかけに、手を挙げたのは半数でした。
日本では、毎日、一人当たりお茶わん約一杯分、まだ食べられる食べ物を捨てているそうです。捨てるのは企業と家庭同じくらいの比率です。実は、日本の食品ロスの状況は、他国と比べて深刻です。
食品ロスを減らさなければ、たくさんのCO₂が排出されることになります。では、私たちにできることは……
ご飯を全部食べる
お店では「手前取り」(消費期限の近いものから買う)
食べる分だけ買う
冷蔵庫を整理する
「フードバンクとくしま」では、フードドライブ(家庭で使う見込みのない食品を回収する取組)を実施しているそうです。そして、生活に困っている方やこども食堂に集まった食品を届けたり、自前のキッチンカーで出かけて温かい食べ物を子どもたちに食べてもらうこともあるそうです。
食品ロスを防ぐために、高校生にもできることがたくさんある。改めて実感することができました。
●生徒の感想
・日本は食品ロスが多いというのが分かったので、これからはご飯を全部食べたり、飲食店では自分が食べきれる量だけ注文しようと思った。
・フードバンク活動は困っている人の頼みの綱なんだと思いました。
・日々何かに気をつけながら生活すると、食品ロスは少なくなっていくと思いました。
・前から食品ロスに興味があったので講義を聴けてよかったです。
●探究のタネ
フードドライブ 三分の一ルール 野菜の規格外商品の使い道 食品ロス 「もったいない」から「ありがとう」へ
講義② 島田 公(いさお)さん 「脱炭素社会と温暖化防止―四国の未来をスケッチする―」
「この教室のCO2濃度、見えるんですよ」 島田さんが取り出した測定器の示す数値は400ppm。これが2000ppmになると、人間は生きられないのだそうです。また、そのCO2やメタンガスなどの温室効果ガス増加により地球温暖化が進行すると、気候変動が大きくなって、日本の四季はなくなってしまうかもしれないとのことでした。
そして、もしもこのまま対策をしなければ気温はどんどん上昇し、平均気温は41度程度になります。干ばつ、海面上昇、氷河が溶けるなどの現象が進み、自然災害は多発し、私たちは外を歩くこともままならないかもしれません。
「地球温暖化を引き起こしているのは人間。だから一人一人が止める力を持っているはず」という島田さんの言葉にはっとしました。例えば、2050年までに実質的なCO₂排出量ゼロをめざす「脱炭素(社会)」という言葉は日本独自です。脱炭素に向けて、日本の便利な家電に頼る生活を少しでも見直すことも私たちにできることの一つです。そして、全国に先駆けた過疎地の徳島は「四国」で協力する必要があること、島田さんたちが活動されている、過疎地や限界集落で災害時にも電気が寸断されない、自然エネルギー改革を進めるなどの取組があることも教えてくださいました。
●生徒の感想
・実際の環境のための活動について知ることができた。
・地球温暖化は思ったより進んでいて、日本の四季がなくなる話はすごくびっくりしました。ゴミの分別や少しのことでも心がけたいです。
・自分の生活を振り返ってみると、便利なものに頼りすぎだと気づいた。
・一人が動いたとしても、全員が動かないと状況は変わらないと思いました。今回の学習で小さなことでも少しずつ積み重ねれば効果は出ると思いました。
●探究のタネ
温室効果ガス 1つの行動で未来が変わる 脱炭素 海ゴミ問題 バイオエネルギー ファストファッション
1年生 「エシカル消費基礎講座」がはじまりました
名高の総合的な探究の時間(=藤波タイム)のテーマは「エシカル消費」
●1年生の2学期は「エシカル消費基礎講座」!
1年生は1学期に「探究とは何か」について、グループで好きなテーマを深めながら学びました。
そして2学期から、名高3年間のテーマである「エシカル消費」について、たくさんの講義を聴いて理解を深めていきます。9月12日(木)7限目、その第1回目がはじまりました。講師は四国大学教授の加渡いづみ先生でした。
●第1回「エシカル消費とは」―オレンジジュースが店頭から消えた―
「8月、オレンジジュースがお店から姿を消したこと覚えていますか」
「今は、お米が高くなって、なかなか買えないと,ご家族が話していませんか」
オレンジジュースは、オレンジの生産国ブラジルの異常気象、お米は日本の台風等の影響で品薄となり、価格が高騰しています。私たちの消費する=買い物する商品は、自然環境と深く関わっていると再認識しました。他にも、アイスクリームやシャンプー、洗剤の原材料であるパーム油は、原材料のアブラヤシの木を植えるために、ジャングルの乱伐が進み、原住民の方が引っ越しを余儀なくされ、象やオラウータンも居場所を失っているそうです。
SDGsの17の目標は、そんな地球の現状をなんとかしなければならないという思いでつくられています。特に12番「つかう責任、つくる責任」はエシカル消費に特に関係している目標です。私たちも、その目標達のためにできることをしなければならないのだと感じました。
●エシカル消費に関する3つの視点
環境を守り、未来につなげることに役立つ消費
人の権利や幸せを思いやる消費
地域を元気にする消費
加渡先生は、この3つの視点をもって消費=買い物をすることが大切だと話してくださいました。
必要なものを必要なだけ買う、フェアトレード商品を買う、被災地を応援するための商品を買うなど、みなが少しずつできることをして、みんなで勉強して広げていこう!加渡先生の呼びかけが心に残っています。
●生徒の感想
・今まで何気なく買っていた商品などが、環境や人、地域に配慮していたかどうかは覚えていませんが、これからは少しでも気にしていこうと思います。
・エシカル消費について私は言葉しか聞いたことなかったけれど、この講演を通してもっと知りたいなと思いました。
・自分がたまにしていることがエシカルにつながっていて驚いた(エコバッグ、マイボトル)。
・はじめは興味のないものだと思っていたが、話を聞いていると身近な話で聞きやすかった。
・地域のことについて少し考えてみようと思います。
・私は環境によくても安い方を買うのがほとんどです。でも、今日の講演を聴き、少し高くても環境や地域の人の力になれる方を買いたいなと思いました。
・自分には関係ないという考え方をやめようと思った。
・エシカル消費って難しいことだと思っていたけれど、思ったより簡単だと分かりました。
・エシカル消費についてあまり知らなかったので、加渡先生のお話を聴けてよかったです。
●講演を聴いて見つけた【探究のタネ】※講義中に特に印象に残ったことや、今後調べてみたいことです。
・人口の急激な増加 ・ヒト消費 ・消費者にも責任 ・持続可能性を考えた消費 ・フェアトレード ・パーパス消費 ・三方よし ・国産品の活用方法 ・環境、権利、地域
3月30日 「第15回エシカルこども食堂」ボランティアに参加しました
「エシカルこども食堂」ボランティア、今回も楽しかったです!
今年度最後の「エシカルこども食堂」に9名の名高生が参加しました。
〇防災紙芝居で学ぶ時間
9:30、石井河川防災ステーション(三郎広場)に集合。いつものとおり会場設営、お楽しみ会の準備をしました。
はじまるまでの間は、子どもたちとおしゃべりをしたり、子どもたちのリクエストに答えてイラストを描いたりしました。
11:00からスタートした午前の部では、石井町のボランティアサークルのオリジナル「防災紙芝居」をしました。
ダンゴ虫君と少年が非常持ち出し袋について考えるストーリー。避難に必要なものは何か、重さや置き場所はどんな風であれば適切かなど、いろいろ考えることができる作品でした。
〇温かくて美味しいご飯
「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの育てた新鮮なお野菜、エシカル消費を推進している石井町のお店「リーベ・フラウ」さん提供のお肉を使ったお料理をいただきました。他にも、地元の企業から提供された飲み物、お菓子、パンなどがお土産として配られました。県から支給される食材の他に、地域の応援があって、こども食堂を運営することができるのだと改めて分かりました。
♬メニュー♬ スパゲッティーミートソース・わかめとタマネギのスープ、、切り干し大根の煮物、鶏肉タレ焼き |
※星形マグネットのプールは大人気(1枚目) 配膳係をしました(2枚目) お楽しみタイムに音楽科の3人がドレミの歌を披露しました(3枚目)
※大鍋に一杯のスパゲッティー(1枚目) 食材を提供してくださった皆さんへお礼のメッセージ(2枚目)
【感想の一部】
・自分の役割の荷が重かったけど、楽しかったです。
・1回目の子ども食堂参加の時より、2回目の方が段取りが分かっていたのでスムーズに活動できたと思います。
・ボランティアに参加して、今回も本当に楽しかったです。普段接する機会のない子供たちと関わることができ、心が温かくなりました。そして、私は今回はじめて紙芝居を読み子供たちが一生懸命聞いてくれてるのが見ていなくても伝わってとても嬉しかったし、良い経験になりました。子供たちの中には私たちからではなく、子供たちから話しかけてくれる子もいて、本当に嬉しかったです。また次子ども食堂があって、参加が可能できそうなら参加したいと思わせてくれるくらい、今回の子ども食堂も最高でした。
・普段関わる事の少ない年齢の方と関わることができ、いい経験になりました。
・今回は話したことの無い方々とも話せて、何人かの子と仲良くなれたのでとても良かったです。これまでに何度か話したことのあった子が、今までよりずっと社交的になっている気がしてとても嬉しいです。
1年生 今年度最後のエシカル消費基礎講座
3月12日(火)3限目、今年度最後のエシカル消費基礎講座がありました。今回はエシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さんにお越しいただき、エシカルファッションに関するご講演をしていただきました。
鎌田安里紗さんは徳島市出身で、現在は一般財団法人unistepsで代表を務めていらっしゃいます。ファッション産業における課題について各企業と話し合ったり、政府に対して課題解決に向けての提言を行ったりと、エシカルファッション普及のため精力的に活動されています。
使い捨てられた洋服の数々がアフリカに運ばれ、アフリカの自然環境を破壊していることを教えていただきました。また、2013年にバングラデシュでおきたラナ・プラザ崩落事故のお話には心が痛みました。このビルには、有名なファッションブランドの縫製工場が入っていましたが、危険で劣悪な労働環境のもと働いている人たちのおかげで、安価なファッションを手に入れることができていたことを知りました。環境や動物・人への影響を考えた上で、ファッションを作ること、選ぶことの大切さを学びました。
鎌田さんからは今すぐ行動できることを2つ教えていただきました。1つは「Shift C」というサイトを使って各ファッションブランドのエシカル度を調べた上で、ファッションを購入するということ。もう1つは、衣類の回収ボックスを利用することです。自分たちができることから、最初の一歩を進めていきたいと思います!
(生徒の感想)
これから服を買うときは、安いから買うとかではなく、本当に必要なものなのかを考えたり、使えなくなったものは他の使い方ができないのかを考えたりしていきたい。【探究のタネ】服1枚の負担
1枚の服ができるのに、たくさんの人が関わり、たくさんの加工がされていると思うと、1枚1枚を大切にしようと思いました。無駄がないように、着なくなった服はリサイクルしようと思います。【探究のタネ】エシカルファッション
発展途上国に対して支援という名のゴミの押しつけをすることによって、発展途上国の自然環境が破壊され生活に支障が出ていることを知りました。日本の服が安いと言われていますが、日本も経済的に余裕がない状態だからこそ悪循環が起きているのだと思いました。【探究のタネ】Who made my clothes?
第14回「エシカルこども食堂」に参加しました!
「エシカルこども食堂」は名高生の居場所でもあります
11月25日の第13回に引き続いて、1月27日「エシカルこども食堂」に4名の名高生が参加しました。
〇「はじめまして」の人も、「お久しぶり」の人も
9:30、石井河川防災ステーション(三郎広場)にみんなで集まり、10:30から受付開始までの間に、自由に持ち帰れる子ども服や児童書を並べ、表示を書くなどしてお迎えの準備をしました。
そして、子どもさんとご家族がやってきました。12月9日には名西高校で実施した「名高こども食堂」で出会った子どもたちもいました。主催者の「コロコロおばちゃんの会」の皆さんにも顔を覚えていただけて、どんどん絆が深まっているようで嬉しかったです。
※ 皆さんをお迎えする準備。自由に持ち帰っていただく児童書と子ども服を並べ、案内表示を書きました。
〇 今日のご飯もとても美味しかったです!
「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの育てた新鮮なお野菜、愛情いっぱい栄養満点お料理は、いつもながらとても美味しかったです。
♬メニュー♬ ホワイトシチュー・とん汁(どちらか一つをチョイス)、ブロッコリーとカリフラワーのサラダ、切り干し大根の煮物、たこの唐揚げ |
こどもたちが来てからは、絵本の読み聞かせ、絵しりとり、風船あそび、折り紙、イラストを描くことなど、自分のできることや得意分野で、子どもたちと楽しみながら触れあうことができました。
※ 私たちの朗読を、みんな真剣に聴いてくれます(1枚目・2枚目) 一緒にマグネットで文字や絵をかきました(3枚目)
午後の部が終わったあと、皆さんのお見送りをして、荷物運びや机の片付け等をしました。
おばちゃんたちの畑でとれた新鮮な大根、キャベツ、かぶなどを、私たちもいただいて帰りました。
温かいご飯、温かい笑顔、温かい気持ち……。外は寒かったですが、エシカルこども食堂は、名高生にとっても本当に温かい居場所になっています。これからも参加し続けたいと思います。
【感想の一部】
・今日も楽しかったです。自分は3年生で、名高生として参加するのはこれで最後ですが、卒業してもこども食堂に参加したいと思っています。
・前回のこども食堂で「今度はピカチュウの絵を描いてね」と約束していました。今日はその子に会えませんでしたが、今度会えるのを楽しみにしています。子どもたちにクレヨンを見せたときとても嬉しそうだったので、今回もクレヨンを持参して絵を描きました。
・予期せぬことがいくつかありました。その際に、自分たちスタッフが狼狽していては何も始まらないので、何でもいいからすぐに行動すべきだと学べました。これを次にいかしていきたいです。いつも以上にいろんな子と話せて、仲良くなれたのでとても楽しかったです。
1年生 第5回エシカル消費基礎講座
11月2日(木)7限目、第5回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回も2組の講師の先生に講演をお願いしました。
①近藤保仁さん「オーガニック、動物配慮について」
②五十川和也さん、楠佑美さん「徳島県の取り組み」
①近藤保仁さん「オーガニック、動物配慮について」
講師は獣医師であり、自然派ハム工房リーベフラウの店長である近藤保仁さん。今回は「(有)石井養豚センター、自然派ハム工房リーベフラウの取り組み」「環境先進国ドイツの取り組み」をテーマに講演をしてくださいました。
近藤さんは、素材の力を活かしたものづくりに尽力されています。豚肉本来の味を感じられるように、また安心・安全なものを提供できるように、余計なもの、食品添加物を使わず加工しているそうです。また、ドイツの食肉マイスターの教えを守る、肉の部位の特徴を活かした加工を心掛けていると伺いました。近藤さんのドイツへの留学経験から、ドイツの環境保護の取り組みについても教えていただきました。
安さが売りの輸入肉には、多くの場合、ホルモン剤が使用されており、発がん性が疑われています。また、スーパーなどで販売されている加工食品については、たくさんの食品添加物が使用されており、健康への心配がなされています。食品についての関心を高め、正しい知識を持ち、自ら考えながら食品の選択や購入をしていかなければならないと感じました。
(生徒の感想)
様々な工夫をして人間や環境に優しい豚肉を作っていることがわかりました。ドイツでは血のソーセージやいろいろな部位の肉があることに驚きました。私たちは動物の命を頂いている側なので、動物一頭一頭を大切にしていることはとても良い取り組みだと感じました。これからは食品の裏面に書いてある表示をしっかり見て買い物していこうと思いました。 【探究のタネ】添加物
一つの食べ物ができるまでにたくさんの人が関わっていることがわかりました。リーベフラウの食品は余計なものを使わずに、衛生管理に徹底していて、安心して食べられると思いました。加工食品にどんな添加物が使われているのかを正しく知ることが大切だと感じました。 【探究のタネ】食品添加物
おいしく安全な食品を作るためにはたくさんの苦労が必要なのだと感じました。普段の生活では添加物や、どこの肉なのかをあまり気にしたことがなかったので、これからは少し意識してみようと思いました。 【探究のタネ】オーガニック
②五十川和也さん、楠佑美さん「徳島県の取り組み」
五十川和也さんは徳島県危機管理環境部消費者くらし安全局消費者政策課で、楠佑美さんは消費者庁新未来創造戦略本部で、それぞれ消費者行政に携われています。徳島県や消費者庁が、行政機関としてエシカル消費や消費者教育にどのように取り組んでいるのかをお話していただきました。令和4年度におけるエシカル消費の認知度は全国が26.9%であるのに対して、徳島県は58.8%と高くなっています。徳島県や徳島県にオフィスを構えている消費者庁の広報活動や教育活動の成果なのかもしれません。
五十川さんからはSNSやメディアを活用した広報活動、エシカル消費を学習できる場の提供、さらにはエシカル消費の取り組みを全国や世界に向けて発信している徳島県の取り組みなどを教わりました。楠さんからはサステナブルファッションについて実行のためのヒントをたくさん教えていただきました。エシカル消費の第1歩である「自分で何ができるのかを考えてみること」を大切に、〝未来・長期〟〝地域・世界〟を念頭に、〝みんなに優しい〟社会を目指していきたいです。
(生徒の感想)
サステナブルファッションを初めて聞きました。買うときや選ぶときのヒントは、私たちの生活に活かせるので使っていきたいです。徳島県消費者政策課のお仕事から、エシカル消費への取り組みを知ることができました。 【探究のタネ】サステナブル、消費者教育
エシカルファッションについて、自分にできそうなことが思ったより多くて驚きました。石井町がエシカルに関するたくさんの取り組みに参加していることがわかってうれしかったです。 【探究のタネ】サステナブルファッション
着なくなった服を着回しとして甥にあげたり、いとこにあげたりするともったいなくないし、サステナブルにもつながると思うので、これからも続けていこうと思います。「三方よし」を初めて知ることができました。 【探究のタネ】サステナブルファッション
1年生 第4回エシカル消費基礎講座「貿易ゲーム」
10月12日(木)6・7限目、第4回エシカル消費基礎講座がありました。今回は四国大学教授 加渡いづみ先生にお越しいただき、「貿易ゲーム」を体験しました。
貿易ゲームとは、世界の貿易のシステムを体験的に学べるシュミレーション・ゲームです。各班を国に見立てますが、各国は与えられた紙(資源)と道具(技術)を用いて製品を製造・販売します。貿易を通して最も多くの利益を得た国が勝ちです。ゲームの説明や進行は、加渡先生がしてくださいました。いつも生徒を巻き込みながら楽しく進行してくださるので、生徒たちは大盛り上がりでした。そして、今回は3年生8名が運営サポートに加わってくれました。2年前に貿易ゲームを経験した先輩たちが、各班を回ってアドバイスをしながら、困っている1年生たちを助けてくれました。銀行の役割である教員チームは、厳しく製品をチェックして、上質な製品であれば引き換えにお金を渡しました。
結果発表後の大統領記者会見は盛り上がりました。最もたくさん稼いだ国は、最初から多くの道具をもっていた先進国でした。借金を抱えてしまった国もありましたが、最下位は資源はあるけど道具をもたない途上国でした。最後の「ふりかえり」で加渡先生が話してくださったように、国際社会の問題を解決するためには、国家間の協力が大切であることを実感しました。
(生徒の感想)
自分たちにできることがあるのにやらないのはもったいないと思った。貿易ゲームを通して、利益重視の国同士が競い合ったら、国家間に格差が生まれてしまうことに気づかされた。 【探究のタネ】途上国の中でも経済が発展している国はあるのか?
貿易するのにはお金や道具も必要ではあるけれど、情報を得ること、交渉をすること、品質が大切であることを知りました。貿易をするにも何をするにも、情報がないと動けないし、品質が良くないと買い取ってもらえないし売れません。もし私が貿易する立場に将来なったとき、このことを思い出しながらできたらいいなと思います。 【探究のタネ】貿易の流れ
今回はたまたま1番だったけど、1班(途上国)の労働力とどこかの班からはさみを5分3万円くらいで借りられれば、1班(途上国)の人と協力しながら儲けられたと思う。もう少し時間があれば、銀行から型を買い取ってもよかった。 【探究のタネ】経済のまわり方
1年生 第3回エシカル消費基礎講座
9月28日(木)7限目、第3回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回も2組の講師の先生に講演をお願いしました。
①佐藤貴志さん「脱炭素、温室効果ガス削減とSDGsについて」
②木村優江さん、河口晶さん「フェアトレード、児童労働とSDGsについて」
①佐藤貴志さん「脱炭素、温室効果ガス削減とSDGsについて」
講師の佐藤貴志さんは、「未来を生きる子どもたちに、美しい自然を残すこと」を理念に掲げ、環境汚染に対する研究開発や技術提供から講演まで幅広く活動されています。今回の講演では、「脱炭素」の動きとエシカル消費を絡めたお話をしていただきました。温室効果ガスの排出を減らすための国際的な取り組みや企業の努力に加えて、私たちの身近な行動が脱炭素につながることを学びました。また、環境問題以前に大切なこととして、家族や周りの人に対する思いやりについてお話しくださいました。環境問題という大きな問題に取り組み、解決することはなかなか難しいですが、身近な人に優しい言葉をかけたり、思いやりをもって接したりすることは、私たちでもすぐ行動できそうです。楽しく、心温まるご講演でした。
(生徒の感想)
すごくおもしろかったです。脱炭素のために、私ができることはないか日々の生活で見つけようと思います。小松島の取り組みがとてもすごくて、本当に同じ高校生なのか?!とびっくりしました。 【探究のタネ】脱炭素社会
地球環境の改善だけでなく、人間社会にも焦点を当てなければいけないというのは、なかなか奥の深い問題だなと思いました。劣悪な環境に慣れてしまって無頓着というのは自分にも少しあてはまる節があったので、ハッとしました。ボランティアの参加も前向きに検討したいと思います。 【探究のタネ】エコロジカル・ファーストエイド
「思いやりをぶつける」という表現がすごく好き。独りよがりから始めて、結果的に役に立つ感じがしてすごくいい。環境より大切なものに(もちろん環境にも)目を向けられました。 【探究のタネ】脱炭素より大切なもの
②木村優江さん、河口晶さん「フェアトレード、児童労働とSDGsについて」
講師の木村優江さんはNPO法人パルシックで、民際協力を行う活動をされています。民際協力とは、地球の各地で暮らす人と人が国家の壁を越えて助け合い、支え合い、対等な関係を築くことを目指す活動です。その1つの手段として、フェアトレードを実施しているということで、東ティモールコーヒーの事例を通してフェアトレードについてお話をしてくださいました。もう一人の講師である河口晶さんは、石井町在住で「だしソムリエ」として活動をされています。河口さんからは、日本製品・商品の販売価格が世界の主要国と比べて安いことを教えていただきました。販売価格は、材料費・労務費・経費をふまえて決まります。安さのしわ寄せはどこにいっているのかを考え、気づくことができました。
(生徒の感想)
印象に残っていることは、フェアトレードのマークがついているから商品を買うのではなく、良い物だから買ってほしいということだった。フェアトレードはチャリティではないという言葉に胸を打たれました。 【探究のタネ】フェアトレード
ソーシャルプレミアムという新しい言葉に出会い、もっと調べていきたいと思いました。SDGsは身近にあるとおっしゃっていましたが、私もそう思っているので、できることを探すところから始めて、取り組んでいきたいと思いました。 【探究のタネ】フェアトレード商品
日本は他国と比べると価格が安いこと、特に材料費・労務費が安いことを知らなかったので驚きました。品物の確かな価値を見つけ、認識をしっかりしていきたいです。 【探究のタネ】公正な取引
1年生 第2回エシカル消費基礎講座
9月21日(木)7限目、第2回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回は2組の講師の先生をお招きいたしました。
①黒川剛史さん「海洋ゴミ問題と3Rについて」
②安達和美さん、大谷茜さん「オーガニック、地産地消、食品ロスについて」
今年度は生徒に能動的・主体的に講座に参加してもらうことをねらいとして、生徒自らが受講する講座を選択できる機会を多く設けています。
①黒川剛史さん「海洋ゴミ問題と3Rについて」
講師の黒川剛史さんは、「うずしおクリーンアップ」とよばれる海岸清掃活動を呼びかけ、海洋ゴミ削減にむけた活動をされています。海岸清掃で多く見つかるものは、自然分解されるのに時間がかかるプラスティックだそうです。日頃からゴミ捨てのルールを守っていても自然災害はやってきて、多くのゴミが自然環境に流出してしまいます。だからこそ大切なことは、「できるだけプラスティックの使用を減らすこと」と「3つのR」。3Rとは、リデュース(身の回りのゴミになるかもしれないものを減らす)、リユース(同じ商品を捨てずに繰り返し使う)、リサイクル(ゴミにせず、商品の素材として使う)です。きれいな海や水辺の生き物を守るための課題や対策を教えていただきました。
(生徒の感想)
日本国内だけでなく、他国からのゴミも海を渡り海岸に流れ着くことから、私たちがゴミの処理をきちんとしなければ、国内にも外国にも迷惑をかけてしまうと思いました。食物連鎖の影響で、人間の私たちにも被害が出るので、ゴミの分別、決められた場所への廃棄を心がけたいです。 【探究のタネ】身の回りのゴミになる物を減らす
黒川先生がリユースで「買い物の選択肢が増える」とおっしゃっていたことに納得しました。1つ1つの行動に意味があり、私も自分が実践できそうなことに取り組んでいきたいです。 【探究のタネ】生物解性プラスティック
②安達和美さん、大谷茜さん「オーガニック、地産地消、食品ロスについて」
講師の安達和美さんは、石井町にあるコワーキングスペース和みプラザで運営管理者をしておられます。大谷茜さんはとくしまエシカルネットワーク美馬の代表をしておられます。今回の講座では、全農さんからいただいたパンフレット「お米・ごはんBOOK」をもとに、地産地消や食品ロスについてお話をしてくださいました。生徒たちに「ごはんとパン、どちらが好きですか?」と質問をしてくださいましたが、意外なことに本校1年生は「ごはんが好き」と手を挙げる生徒が圧倒的に多く、講師先生を驚かせていました。意識せずとも、地産地消ができているみたいです。食品ロスで多いものは、第1位ごはん、第2位野菜、第3位おかずということです。特に徳島はお接待文化が根付いているため、家庭でもおもてなしでも、食べきれない料理を料理しがちなのだそうです。店での手前取りや地元の会社や施設を支援するためにモノ・サービスを購入する「応援消費」をやっていきたいと思いました。
(生徒の感想)
母と買い物を行くとき、奥の方にある賞味期限が長いものを選んでいました。食品ロスのことを考えると、手前にあるものを購入していかなければいけないと思いました。 【探究のタネ】クラウドファンディング
今日の話を聞いて、私はたくさん食品ロスをしているなと改めて思いました。お弁当の量が多くてほぼ毎日残しているので、おかあさんに言って少なめに作ってもらおうと思いました。 【探究のタネ】地産地消で環境に優しく!
地産地消の大切さに気づくことができたので、もっと自分の住む地域のものを食べようと思います。 【探究のタネ】地産地消
第1回エシカル消費基礎講座「エシカル消費とは」
名西高校は総合的な探究の時間において、「エシカル消費」をテーマに探究活動を行っています。1年生は1学期に「探究とは何か」を体験的に学びました。2学期は「エシカル消費とは何か」について理解を深めていきます。
9月14日(木)7限目、四国大学教授の加渡いづみ先生に、本年度第1回目のエシカル消費基礎講座をしていただきました。講義の主題は「エシカル消費とは」です。加渡先生には、本校の総合的な探究の時間立ち上げの時からご尽力いただいており、今回のご講演でも非常にわかりやすいお話をしてくださいました。
エシカル消費を3つのキーワードを使って説明してくださいました。「環境」「働く人の権利や幸せ」「地域」を考えた消費活動こそがエシカル消費です。現在、日本だけでなく世界中の国々や地域がエシカル消費に取り組んでいることを教えてくださいました。アメリカ発の循環型ショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」の仕組みには驚きましたし、感心しました。従来の使い捨てのプラスティック容器に代わって、ガラスやステンレス製の「繰り返し使える容器」で商品を回収・再利用することで、ゴミを減らしていこうとする取り組みで、日本では首都圏を中心に導入されているそうです。徳島県でこの仕組みが浸透していく日もそう遠くはないかもしれません。加渡先生のご講演を聴いて、言葉として知っているだけの「エシカル消費」をしっかり理解することができました。決して難しいことではなく、未来のために、今日からでも行動できる具体的なお話をしていただきました。
(生徒の感想)
やっとエシカル消費がどんなものなのかが分かった。自分が行動し、他の人の意識を変えることができたら、きっと未来も明るくなると思った。 【探究のタネ】フェアトレード
買うことが一票になるという言葉を聞いて、自分自身も消費する責任を考えて行動していきたいと思った。 【探究のタネ】消費は投票行動
初めてバイコットという言葉を聞いた。すごくいいなと思った。そもそもゴミの出るものを買ってはいけないという考えでいたが、そうではなくゴミにならないように工夫したり、生産者の方ができるだけ不利にならないようなものを選んだりすれば、十分豊かに暮らせることを知った。 【探究のタネ】パーパス消費
最近処理水問題で、国内の水産物の消費運動が高まっていることから、「消費は投票行動」という言葉がとても心に残った。自分にできることがたくさんあることを知り、これからは積極的にエシカル消費に取り組んでいきたいと思った。 【探究のタネ】パーパス消費
使い捨てコンタクトレンズのケース回収をはじめました!
使い捨てコンタクトレンズのケースを集めます―7月11日、スタート!―
●「名高でもできるんじゃないかな」というつぶやきから
先月、JRC部は「JRC学習会」に参加しました。そこでの他校の取組報告で、このプロジェクトのことを知りました。そして「名高でもできるんじゃないかな」という部員のつぶやきがありました。
また、同じタイミングで、校長先生と、すでに空ケースを回収していたある先生から「コンタクトの空ケースの回収活動があるんですよ」との提案があり、「アイシティ ecoプロジェクト」に参加することにしました!
2階進路室前、使用済み歯ぶらし回収箱のそばです!
●コンタクトレンズの空ケースを回収すると……
空ケースを回収することで、次のような社会貢献に繋がります(「アイシティECOプロジェクトHP参考)。
⑴ ゴミとして燃やさないことでCO2削減に貢献。 ⑵ 再製品化することで、限りある資源を大切に活用。→自動車や家電の部品に生まれ変わるそうです。 ⑶ リサイクルによる収益は、視力を取り戻す活動に寄付。 ⑷ リサイクル業務では障がいがある方に携わっていただき、自立・就労支援へ。 |
回収ボックスが一杯になるのはいつでしょう。みなさん、ご協力よろしくお願いします!
使用済み歯ぶらしを届けて、本をいただきました。
使用済み歯ぶらしの回収箱が、一杯になりました
名高の2階渡り廊下に「エシカルコーナー」があります。
そこに、牛乳パックで作った「使用済み歯ぶらし回収箱」があります。
牛乳パック動物、らんたんの横にあります いただいた本にはあたたかいメッセージが。 エシカル消費推進キャラクター「うさカルちゃん」
その回収箱が一杯になったので、使い捨て歯ブラシを引き取ってくださる団体を探しました。
そして、たくさんの方の協力を得て、「ハブラシリサイクルプログラム」を推進されている徳島市の「仲間の会」代表、木下麻衣さんのもとに歯ぶらしは届きました。
先日、来校してくださった木下さんより、SDGsについて学べる本を寄贈していただきました。図書館にあるのでぜひ見てください。
名高では、使用済み歯ぶらし以外にも、ペットボトルのふた、牛乳パック、古紙などを回収しています。日々の行動が未来や世界のしあわせに繋がると信じて、小さな活動ですが続けていきます。
「第12回エシカルこども食堂」に名高生24人が参加しました
子どもたちとの時間、「コロコロおばちゃんの会」の皆さんとの幸せな時間
● 会場は「石井河川防災ステーション」(広域避難場所)でした
9:30にみんなで集まり、ゴミ拾いや会場設営、調理や受付のお手伝いもしました。名高生24名、全力で取り組みました!
10:30から受付開始。たくさんの子どもさんとご家族が来てくれました。
※代表の堀江さんのごあいさつからスタートしました。
● 今日のご飯も最高に美味しかったです!
「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの育てた新鮮なお野菜、愛情いっぱいのお料理で元気が出ました!
メニュー : カレーライス、野菜サラダ、酢の物、豆腐ハンバーグ、ポテトサラダ |
● 名高生プロデュース!お楽しみ会
・まずは絵本の読み聞かせ(大きな絵本を3冊持って行きました。みんな真剣に聞いてくれました)
・ギター演奏(音楽コースの生徒による突然の演奏でしたが、素敵な音色を子どもたちも静かに聴いてくれました)
・★マグネット〈ラッキースター〉でお絵かき(グループごとに描いた絵はどれも素敵でした)
● 後片付け
洗い物や荷物運び、机の片付け等をみんなでしました。帰るときには心地よい疲労感に包まれていました。
【感想の一部】
・今回はじめてボランティアとして参加して、子どもと接していく中でどうしたら心を開いてくれるのだろうと戸惑いもありましたが、考える時間も楽しかったです。
・最初は子供達とあまり話せなかったけど笑顔で話しかけたらみんなお話ししてくれたので嬉しかったです。お楽しみコーナーをするときに「ぼくやらない」って言っている子がいたけど、一緒にやろうって言ったら嬉しそうに参加してくれてすごく嬉しかったです。
・感謝されることが改めて嬉しいことだと感じた。
・はじめはあまり笑顔を見せてくれなかった子が、最後にはたくさんの笑顔で私も笑顔になることが出来て本当に幸せな時間を過ごさせてもらえたなと思いました。また機会があれば参加したいなとも思いました。
・今回、2回目の参加だったのですが、前回よりも生徒数・子供の人数ともに多かったので、それに圧倒されてあまり積極的に動けなかったのが反省点です。また、子供と接する機会が今までほとんどなかったので、どう接するのがいいのかわからなくて正直混乱してしまい、それに加え人見知りも発動してしまいました。ですが、その分お皿洗いや食器運びなど裏方のほうで活躍できたのは良かったかなと思います。エシカルだけではなく、自分の弱点や短所についても深く考えられた一日でした。
・ずっと小さい子たちが苦手であまり接したくないと思っていましたが、今回エシカル子ども食堂に参加し、たくさんの子どもたちとふれ合い元気を貰うことができました。そして子どもたちが好きになりました。
「エシカルこども食堂」ボランティアに参加しました
「コロコロおばちゃんの会」の皆さんと一緒にボランティア!
名高では、学期に一度、JRC部(エシカルクラブ)のメンバーを中心に「エシカルこども食堂」に参加しています。
3学期(3月25日〈土〉)は2年生7名が参加しました。
「エシカルこども食堂」は、石井町の「コロコロおばちゃんの会」の皆さんが主催しています。メンバーの方の育てられた新鮮な野菜とお米、「徳島こども食堂ネットワーク」等から提供された白身魚やソーセージ、パスタなどをその場で調理してくださいました。お魚のフライ、野菜サラダ、スパゲティ、デザートなど、心のこもった温かいお料理は、本当に美味しかったです!
私たちは今回、次の活動をしました。
会 場 石井河川防災ステーション(1階の吉野川に関する展示スペースを見学)
活動内容
・会場周辺の清掃活動(空き缶や吸い殻、プラスチックごみもありました)
・子どもたちへの絵本の朗読(本番前の練習も頑張りました)
・ビンゴゲームのお手伝い(牛乳パックの椅子、気に入ってくれてありがとう)
・食器洗いと後片付け
ビンゴゲームの景品に、JRC部が牛乳パックをアップサイクルした動物の椅子を2つ加えていただきました。
「あれがほしい」と、子どもたちに大人気!大事そうに持って帰ってくれる姿に感動しました。
後日、「コロコロおばちゃんの会」代表の堀江祐加さんより
「大変お世話になりました。頼もしい生徒さんばかりで、とても助かりました」
とメッセージをいただきました。
こちらこそ、ありがとうございました!これからも、地域の一員として一緒に活動させてください!
12月14~16日 JRC部で「クリスマスらんたんストリート」を開催しました
●12月14~16日JRC部「クリスマスらんたんストリート」
牛乳パックを使って何かできないか……名高のJRC部の先輩は、布カバーをかけたり動物の形に加工したりした椅子をつくりました。それを引き継ぎながら、昨年度からは、牛乳パックらんたんをつくりはじめました。
今年は、クリスマスのイメージで、第2棟1階廊下にそれらのらんたんと動物椅子を展示し、クリスマスの音楽も流しました♫。来てくれた人が気に入ったらんたんや椅子はプレゼントしました。
会場には、食品や本・CDやDVD、ゲームなどを回収する箱を設置し寄付を呼びかけました。集まった食品は、12月23日に石井町役場子ども支援課へ寄付しました。本やCDなどは、ジャーナリストを支援する募金にあてます。また、子どものための本は、石井町でエシカル食堂(子ども食堂)を実施している「コロコロおばちゃんの会」にお渡しして使っていただきます。
去年の「ハロウィンらんたんストリート」に続く第二弾。来年も続けていきたいと思っています!
名高エシカル消費推進キャラクター「うさカルちゃん」
第10回「エシカル食堂」ボランティアに参加しました!(10月22日)
★「エシカル食堂」で、みんなで食べました!エシカルについて学びました!
― 新米のカレーライス&新鮮野菜サラダにすだちのゼリー ―
石井町の農家の方々で結成された「コロコロおばちゃんの会」主催の「第10回エシカル食堂」。
6月に続いて今年2回目の開催でした。爽やかな秋の1日に、エシカルクラブ(JRC部)の2名が参加しました。
会場は、前回にひきつづき石井河川防災ステーション三郎広場。今回は室内での実施でした。
【1日の流れ】
① 会場のゴミ拾い …… 全体的にきれいでしたが、草むらの中にゴミがありました。
② 会場設営 …… 和室の長机をたくさん出して消毒。皆さんを迎える準備です。
③ 子どもたちに絵本を勧める …… 「待ち時間に絵本をどうぞ」
④ 石井町給食センターの方のお話を聞く …… 一人ひとりにとっては少しの食べ残しですが、全て集めると大人二人分の体重と同じくらいになるそうです。
⑤ 食事を皆さんに …… 新米のカレーライス(阿波尾鶏のバターカレーライスは企業から提供されたレトルト食品)と、新鮮野菜サラダ、煮物やすだちゼリーも。参加者の皆さんに運びました。私たちもいただきました。とてもおいしく、残さず食べました!
⑥ 紙芝居「フードバンク」「子ども食堂」の2本を上演……私たちが紙芝居をしました。みんな、しっかり聴いてくれて嬉しかったです!
⑦ビンゴ大会、お土産をどうぞ!……いろんなところから集まった食材や文房具のセットが、子どもたちとご家族に手渡されました。
⑧後片付け……和室と調理場をもとどおりに。
【感想】
★「『ころころおばちゃんの会』のお手伝いをして、子どもと触れあったり、いろんな人とお話できたり、本当に楽しかったです。皆さんすごく優しくて温かかったです。紙芝居を読んだときは、緊張よりも高揚感に包まれました。今日は貴重な体験ができてとても嬉しいです。良い思い出になりました。また、参加したいです」
★「食品ロスについてのお話を聞けたり紙芝居をしたり、普通ではできないようなことをさせていただけて、とても良い経験になりました。みんさんが『紙芝居楽しかった』と言ってくれたのがとても嬉しかったです。また、次も参加したいです」
「エシカル食堂」でボランティアを体験!
●6月4日(土)「第9回エシカル食堂」に参加しました!
石井町の農家の方々で結成された「コロコロおばちゃんの会」主催の「第9回エシカル食堂」に、エシカルクラブ(JRC部)の2名が参加しました。
会場は、石井河川防災ステーション三郎広場でした。3年ぶりの開催で、参加者の皆さんのわくわくが伝わってきました。まずは会場のゴミ拾いをしました。災害時に使用できる炊飯袋でご飯を炊く説明のお手伝いや、防災紙芝居の読み聞かせ、牛乳パックお皿とスプーンをつくるときは、子どもたちのお手伝いをしました。そして、おばちゃんたちの野菜がたっぷり入ったチキンカレーや、あつあつのミニ鯛焼きをみんなで食べました。とてもおいしかったです!
休憩時間にはみんなで遊び、防災クイズの後に、コロコロおばちゃんの会の皆さんが準備された新鮮な野菜や雑貨が配付されました。
「地域で子どもたちを育てる」という想いが伝わってきました。2学期、3学期にもあるそうなので、また参加したいです!
3学期 エシカルクラブ活動報告(その2)
●「第1回 名西高校フェスティバル」で成果報告
1月15日(土)・16日(日)あわぎんホールで開催された「第1回名西高校フェスティバル」。芸術科の壮大な作品展示の一角を借りて、エシカルクラブが、これまでの取り組みの成果について報告しました。
今年はじめて校内で実施したフードドライブ(食品回収)のことを中心にまとめ報告しました。また,本校全体で取り組んでいるエシカル消費推進活動の中で、12月15日実施の「藤波発表会」(石井町 藤ホールにて)の様子や発表資料を展示しました。まだまだ未熟な取り組みですが、このフェスティバルに参加できたことを励みに頑張ろうと実感する機会となりました。
● 石井駅まで清掃活動に
3月29日(火),名高から石井駅まで往復し,清掃活動をおこないました。
10時に学校を出発し,石井駅近くの公園の清掃を行いました。行きは線路沿いを,帰りは国道を通りました。学校に持ち帰ったゴミは分別しました。町を歩いてみて見えること分かることがありました。
【感想】
・「思っていたよりもゴミが少なくて、すごいなぁと思いました」
・「車通りの多いところはゴミが少ないなと思いました。私が通っている道は車通りが少なく、ゴミが多いです。また清掃の機会があるなら、車通りの少ない場所でする方がいいなと思いました。桜を見たりしながらゴミを拾えたので楽しかったのです」
・「思っていたよりゴミが多かったなと思いました。公園や道路の横の溝にゴミがたくさんあって驚きました。自分はポイ捨てをせず、落ちているゴミを見つけたら拾うようにしたいです」
・「人目につかないところにゴミが多いんだなと感じました。こうやって、ゴミを楽しく拾えたら理想だなと思います。どういう人がここで、どうやって捨てたのか想像が膨らみました」
・「歩道側にはたくさんのたばこのカスが落ちていることに気づきました。また,子どもが遊ぶような公園にもたくさんの種類のゴミが落ちていて衝撃的でした。自分のものは自分できちんとゴミ箱へ捨てるという当たり前のことも、1人1人ができたらいいなと感じました」
3学期 エシカルクラブの活動報告(その1)
● 「とくしま・エシカル高校生委員会」に名西高校生4名が参加
県内各校の「エシカルクラブ」のメンバーの中から希望者を募り、徳島県全域をフィールドに、エシカル消費推進に向けて活動する。そんな目的で結成された「とくしま・エシカル高校生委員会」。今年度、名高生4名が参加しました。
1学期に結成され、2学期からは「商品調査部」「動画企画部」「商品開発部」「環境部」という部門に分かれ活動しました。名高生は、2年生2名が「動画企画部」に、1年生2名が「商品調査部」に参加しました。
【動画企画部】 エシカル消費推進をわかりやすく発信する動画(約4分)を作成しました。タイトルは「たった1枚のTシャツだけどね……」。「エシカル≒みんなの幸せを考えること」を伝える、小学生にも分かる内容を、という目標で作成しました(少し難しくなってしまいましたが)。
【商品調査部】 徳島のエシカルなお店が販売している商品の情報や、お店の方の思いをSNSで発信しました。石井町のお店は、まだ5件しか紹介できていないのでこれからも取材し、発信できる情報を増やしたいと思います。
●「エシカル甲子園2021」を見学しました。
3月18日「エシカル甲子園2021」が開催されました。会場ロビーでは、「動画企画部」の作成した動画も流れていました。また、名高2年の森本あみかさん(2年生)は、とくしま・エシカル高校生委員会副会長として、「エシカル甲子園特別賞」のプレゼンテーターを務めました(介添え:谷口明日香さん(2年生))。本選をすべて見学した2人は、全国の高校生のエシカル消費への思いの強さ、発表の素晴らしさに圧倒されたそうです。今回のことを刺激に、これからも、名高エシカルクラブ、頑張ります!
1年生で、徳島県の消費者教育教材を使って学びました。
●2月24日(木)7限の「探究活動の時間(藤波タイム)」―「私の行動宣言」の作成―
これまで1年生は、「エシカル消費基礎講座」を9回受講しました。内容は、私たちの髪の毛を活用するヘア・ドネーション、生産者の生活や権利を守るフェアトレードやエシカルファッションのことなどさまざまでした。また、2年生の先輩が1年間グループで探究した成果を披露する「藤波発表会」を観覧しました。それらを通じて、「探究のタネ」がたくさんできました。
今回の藤波タイムでは、徳島県のホームページに掲載されている、消費者教育教材の中で、
・エシカル意識度チェック
・学習SDGs(クイズに挑戦)
をそれぞれのタブレットでやってみました。自分の関心のある分野、あまり理解できていないことなどを自覚することができました。その後、これまで集めた「探究のタネ」も参考にしながら、一人一人が「私の行動宣言」をMetamoji ClassRoomに入力し、共有しました。
文字にしてみると頑張る気持ちも高まりました。「みんなの幸せ」のために、エシカル消費を頑張ります!
※ この日の様子を、徳島県の方が撮影してくださいました。少し緊張しました。
エシカルクラブ(JRC)の活動報告(10月~12月)
●10月24日「Smile with Food project」プレゼンテーション大会で入賞しました!
これは、広島県の進徳女子高校(内にあるHunger Zero Project企画実行委員会)と、日本国際飢餓対策機構共催の大会(オンライン)です。中四国地方の高校生が、世界の飢餓問題の現状を知り、高校生でもできる国際協力のあり方を考え共有するためのものでした。
名西高校エシカルクラブは「世界への一歩 —まずは約30㎞から—」と題し、石井町=30㎞のエシカル活動からまず始める意義を提案し、「Hunger Zero賞」をいただきました。コオロギ粉を活用したお菓子を自分たちで作り販売している学校、開発途上国の農業を支援するための具体的な方法を提案する学校等、とても刺激になりました。
副賞として、ベルギー産フェアトレードマークのついたチョコレートセットと、ラベルレスボトルのお茶1箱をいただきました。副賞もエシカルな商品であることに感動しました。
●11月4日・5日「ハロウィン 牛乳パックらんたんStreetへようこそ」
名高で回収した牛乳パックでらんたんをつくり、LEDライトを入れて完成!
エシカルクラブのメンバーで約60個つくり、第2棟1階の廊下に並べました。
「Treck or Treet?」ではなく、「お菓子をはじめ食品とらんたんを交換しませんか?」。食品回収ボックスを設置して呼びかけました。
回収した食品は、石井町役場子育て支援課へ。「次はバレンタインデーらんたんStreetかな」と話しています。
藤波発表会を行いました
12月15日、石井町中央公民館・藤ホールにおいて2年生藤波タイム(総合的な探究の時間)の学習成果を発表する「藤波発表会」を行いました。
学校から歩いて移動する生徒達の様子。ホールでは密を避け、一席おきに着席しています。
探究学習担当教員より、総合的な探究の時間の3年間の学習の流れを説明しました。
発表者は楽屋前の廊下で原稿の確認をしています。
〈発表の様子〉
今回の発表会には講師として安達和美先生、河口晶先生をお迎えしました。これまでも1年生エシカル基礎講座の講師として、2年生ZOOM中間発表会の講師として、名西高校の「総合的な探究の時間」に関わり、生徒たちを支援してくださっている先生です。
発表者は全員ステージに上がり、講師の先生から講評をお聞きしました。
1年生2年生全員が代表班の発表を熱心に聴き、エシカル消費について考えを深めたり、新たな視点を持ったりすることができました。
どの班の発表が良かったか、翌日12月16日の「朝の読書の時間」を利用してクラッシーに入力しました。
1年生「エシカル消費基礎講座」第9回「ビンゴで考えよう!身近なエシカル」
12月3日(木) テーマ「ビンゴで考えよう!身近なエシカル」
徳島エシカルネットワーク美馬 代表 大谷 茜先生
エンジニア(本校卒業生) 渡邊 啓道 ジョージ マーフィー先生
和みプラザ 運営管理者 安達 和美先生
25個のマス目に1~25の番号を書き込んだ後、ゲームはスタートしました。「17番!ゴミを減らす工夫をしている!」。番号の書かれた紙には、エシカル消費に関する文章があり、先生方は1つずつ内容を説明してくださいました。「徳島県の上勝町では『ゼロウェイスト』というゴミを出さない取り組みをしてるんよ。知ってるかな?」優しく語りかけてくださる大谷先生と渡邊先生。ビンゴを楽しみながら、実は、エシカルは身近にあり、私たちにできること、すでにできていることもあると私たちに気付かせてくださいました。
最後に、石井町で子どもの支援活動をされている安達先生から、「ジョイセフ」「エコレール」などのマークの付いたチョコレートをいただきました。マークの意味をかみしめながら食べました。「食べる応援」をはじめ、私たちにできることをしていこうと思っています。
【感想の一部】
●ビンゴゲームを使った楽しい授業で、SDGsについて知れた。おもしろい話の中にはときどき本当に考えなければいけない話などがあって、それについてしっかり考えようと思った。【探究のタネ:SDGs】
●ゼロウェイストや節電、ボランティア、伝統工芸など、身近なことがエシカルやSDGsにつながることが分かりました。自分自身も買い物に行くときはマイバッグを持って行き、プラゴミを減らすよう心がけています。そういった何気ないことで貢献できると分かりました。これからも続ける気持ちが強くなりました。【探究のタネ:エシカルマークの意味】
※ エシカル消費基礎講座(全9回)は今回で終了です。1年生はここから、自分の関心のある「タネ」を1つ、調べたり考えたりしながら育て始めます。
〈訂正〉 前回の「『貿易ゲーム』で学ぶ」は、第8回でした。
1年生「エシカル消費基礎講座」第9回「貿易ゲーム」で学びました。
11月25日(木) テーマ「貿易ゲームで学ぶエシカル」
四国大学 教授 加渡 いづみ先生
「はさみとペン、余ってる国はないですか!」「紙5枚とコンパスを交換してほしい~」。9つの班(=国)は、自国の富を増やすために、みんな全力で頑張りました。
今回のエシカル講座は「貿易ゲーム」でした。まず、各班に紙(資源)と文房具(技術・機材)とお金が配られます。ただしそれは不平等で、資源はあるけれど技術・機材、お金のない開発途上国と、その逆の先進国もつくられています。そして、それぞれの国は、他の班に協力を求めたり、「国連」の支援を受けたりしながら品物をつくりお金を儲けました。
格差の厳しさを体感した国もあれば、資源がなければどうにもならないことを理解した国もありました。そして、すべての国が「協力すること」の大切さを実感する機会となりました。
【感想の一部】
●自分の役割をしっかり理解し、特技を生かしてチーム=国の最大の力を引き出していくことが大事だと思いました。【探究のタネ:どんな国と国が、どんな内容で貿易しているのか】
●私の班は途上国側だったので、貧しい国の気持ちがよく分かりました。国と国とが手を取り、共存することが大切だと思いました。【探究のタネ:今からここから自分からを大切に】
●国同士での格差は現実にもあります。周りやいろんなところが助け合って補い合うことが大切なんだと知りました。【探究のタネ:貿易、助け合い】
エシカル消費基礎講座(第7回)
11月11日(木) テーマ「エシカル消費に関する徳島県,消費者庁の取り組み」
徳島県危機管理環境部消費者くらし安全局消費者政策課 阿部歌奈子 先生
消費者庁 新未来創造戦略本部 金子 千紘 先生
「社会的課題の解決には、消費者一人ひとりの行動が不可欠かつ有効です。」講演を通して、改めて安さや便利さに隠れた社会的費用の意識の必要性を感じました。
平成29年7月に消費者庁のオフィスが徳島県に設置されました。そして、令和2年7月に「消費者庁 新未来創造戦略本部」が開設されたこともあり、徳島県は消費者庁新未来創造戦略本部とともに、エシカル消費に関するさまざまなプロジェクトを進めています。県が作成した動画「エシカル消費ってなに?」を見せていただいたり、県が開発した教材を試させていただいたりもしました。また、代表生徒が「エシカル消費」意識度チェックをするなど、エシカル消費に関して楽しく学ぶことができました。消費者行政の重要性はもちろん、消費者と事業者が共通の目的をもって行動することの大切さを実感しました。
[感想の一部]
・徳島県のHPにはエシカルの項目があり、徳島が行っている取り組みがたくさんあることを知りました。持続可能な社会をつくるために、エシカル消費についてよく学び、フェアトレード商品を買おうと改めて思いました。【探究のタネ:食品ロス~食べ物のムダをなくそう~】
・エシカル消費はまず個人からというイメージがあったけど、SNSやメディアを活用しながら広められて、みんなでエシカル消費が取り組めることを改めて知りました。【探究のタネ:徳島県での取り組み方】
・講義の途中で行われていた「エシカル消費」意識度チェックが少し気になったので、家でやってみようと思いました。これから買い物をするときに、エシカル消費を頭においておこうと、改めて思いました。【探究のタネ:徳島県が他にしている取り組み】
エシカル消費基礎講座(第6回)
11月4日(木) MEER代表 黒川 剛史先生
テーマ「エシカル消費で海ゴミは減らせる!?」
「三方よし」とは日本に古くからあるエシカルな商習慣で、売り手と買い手の満足はもちろん社会に貢献できてこそよい商売という考え方です。黒川先生は、「三方よし」の観点から海のゴミ問題に関して教えてくださいました。2002年頃から急激に増えている海のゴミがペットボトルです。安く手に入る石油資源を使ったプラスチックボトルは、企業にとっては利益の増加になりますが、資源の無駄遣いにつながっている点で社会にとってはよくないことです。またプラスティックが劣化して小さな粉末状になってしまうと、今の技術では回収できないそうです。黒川さんは「消費者の行動が社会を動かす」とおっしゃっていました。社会の課題に目を向ける消費者、課題解決に取り組む企業があってこそ、良好な自然の景観や環境からのメリットを社会全体で感じられます。消費者として私たちができることから始めたいと強く感じました。
[感想の一部]
・先日、黒川さん主催のボランティアに参加したとき、見ただけでもペットボトルは多いと思いましたが、実際にゴミ拾いをしていると予想以上にペットボトルが多かったです。ゴミと楽しく向き合うという感覚が今までありませんでしたが、これからは楽しむという気持ちでボランティアに参加したいと思いました。【探究のタネ:ゴミを楽しむ】
・JRC部も鳴門の海のゴミ処理をしたことがあります。環境をよくするためにも、私ができることを一つでも多く取り組んでいきたいです。【探究のタネ:消費者の行動が社会を動かす!】
・私は海が好きでよく行きます。その時に毎回思うのが、やはり落ちているゴミが多いことです。これからは今よりもっと意識して、ゴミ拾いやリサイクルなどを積極的に取り組んでいこうと思いました。【探究のタネ:リサイクル】
2年生 ドイツの高校生へ「エシカル消費」に関する質問
2年生は「藤波タイム(総合的な探究の時間)」にドイツ姉妹校の高校生へ「エシカル」な質問を考えました。
ファッションをテーマにしている班は「着なくなった服をどうしていますか?」という身近なことを質問したり、楽器のリサイクルについて調べている班はドイツの伝統的な楽器やその材料についての質問を考えたりしました。
日本語で考えた質問を英語に訳し、メールでドイツに送りました。
返事が来るのはまだ先になりそうですが、楽しみに待っています。
1年生「エシカル消費基礎講座」第5回はエシカルファッションのお話でした。
●11月4日(木) エシカルファッションプランナー・環境省アンバサダー 鎌田 安里紗先生
テーマは「ファッションとサスティナビリティ(持続可能性)」でした。
私たちにとって欠かせない存在である「服」。そんな服やファッションに関心のあった鎌田先生は、ふるさとの徳島を離れ、東京で高校生になることを選びます。そして、最先端のファッションに囲まれながらアルバイトをしているとき服が生まれる背景に疑問を持ち、「ファッションの世界にはたくさん問題があるぞ」と気付いたそうです。
・大量生産大量消費がもたらす地球への負荷
・ウールや羽などをもらう対象である動物たちの扱い方の問題
・プラスチック由来の服、一枚のTシャツをつくるときに必要な石油や水の量の多さ
これらの問題と向き合いながら、自分の目で確かめ、生産過程や安全性への「透明性」がしっかりしている服を選ぶ人を増やすために、様々なアクションをおこしている鎌田先生。
私たちも、関心のあること、好きなことから、課題や問題点を見つけ、解決のためにアクションできる、かっこいい人になりたいですね!
【感想の一部】
●昔から私は、洋服を着ることもアイディアを生み出すことも好きでしたが、エシカルファッションのことについては考えたことがありませんでした。今日の話を聞いて、次から服を買う時に少し楽しみが増えたり、きちんとしたところで作られているのか考えたりできる機会が増えていくのだろうなと思いました。【探究のタネ:オーガニック商品について】
●オーガニックコットンが使われているものや、透明性がより高い物を探して、これから買っていこうと思いました。ポリエステルが使われている服はネットに入れるなど、環境によい取り組みをしていこうと思いました。【探究のタネ:ちいさなことこそ大切に、小さなことこそ大胆に】
●エシカルとファッションが関係していると思っていなかったので、それを知れてよい機会になったなと思いました。JRC部やエシカルクラブの活動にいかせられたらいいなと思います。【探究のタネ:水やプラスチックを使わずに服を作れるのか?】
1年生「エシカル消費基礎講座」第4回はフェアトレードのお話でした。
●10月7日(木) だしソムリエ 河口 晶先生 ・NPO法人「パルシック」 木村 優江先生
テーマ「フェアトレードについて、深く知ろう」
フェアトレード(=公正な貿易)は『何となくいいこと。途上国の人のためになること』と考えている人がいると思います。ですが、フェアトレードに携わる木村先生たちには「美味しくていい商品だから少し高くてもフェアトレード商品を選ぶ」ようになってほしいと願って活動されています。
フェアトレードが実現すると、生産者がみんなで協力・工夫し、生産性が上がります。それは商品の美味しさや信頼に繋がり、よい循環が生まれます。また、フェアトレードでは、商品代とは別に「ソーシャルプレミアム」という地域のためのお金も支払われ、地域の学校の壁の修繕、集会所の建築、水を引くこと等に使われているそうです。
そして、河口先生は、大学や高校でフェアトレード商品の委託販売ができる(今年の名高祭で実施しました!)、みんなで共同購入すれば少し安く買える、「あまりに便利すぎる、安すぎる」商品には疑問を持つ、想像力を持つことが大切だと、私たちに教えてくださいました。
【感想の一部】
●私は買い物をするとき、安いと嬉しくて買うことがありました。でも、製品の奥の「生産者」のことを考えて『生産者も消費者もみんな幸せになれる価格なのか?』と考えてみようと思いました。【探究のタネ:SDGs】
●フェアトレードの本当の意味が解った気がします。ただの貿易じゃなくビジネスで、たくさんの問題が解決できると知り、今までの考え方が変わりました。【探究のタネ:ビジネスでどのように変化するのか】
●河口さんと木村さんがおっしゃったように、「よい商品だから買う」「自分も相手も幸せになるから買う」という考え方を持つことが大事だと気付きました。【探究のタネ:買い物をするときに想像力を働かせる】
2年生 ドイツ姉妹校の先生にZOOMでインタビュー
2年生は「エシカル」をテーマにドイツ姉妹校の高校生と交流を計画しています。
交流でお世話になるN先生(ドイツの高校生に日本語を教えている日本人の先生です)にZOOMでインタビューを行いました。
実は、N先生はドイツで地産地消に関する活動に参加しています。
そのことを知って、食に関するエシカルをテーマに調べている生徒たちがぜひお話を伺いたいとインタビューを申し込みました。
日本とドイツは時差があり、生徒が登校する前の朝早い時間にインタビューを受けて下さったなおみ先生に感謝しています。
図書室に「エシカル図書コーナー」ができました
藤波タイム(総合的な探究の時間)をはじめ、エシカル消費についての調べものをする皆さんのために、「エシカル図書コーナー」ができました。また、ドイツの姉妹校の皆さんとの交流も始まっていますので、ドイツの本(環境への取り組みや、ドイツパンや料理など)もあります。どんどん活用してくださいね!
2年生 総合的な探究の時間(藤波タイム)ZOOMでの中間発表会
2年生は総合的な探究の時間(藤波タイム)に「エシカル」をテーマとして班で調べ学習を行っています。
9月30日、10月7日の2日間は、石井町エシカル座談会の皆様を講師として
ZOOMで中間発表会を行いました。
講師先生から質問を受けたり助言をいただいたりして、生徒たちは大きな刺激を受けました。また、自信を持てずにいた班は、講師先生の励ましの言葉によって大いに勇気づけられたようです。最終発表に向けて課題はたくさんありますが、頑張ろうという前向きな雰囲気になりました。
生徒たちのためにお忙しい中、貴重な時間を割いて下さった石井町エシカル座談会の皆様には心より感謝申し上げます。
【9月30日の様子】
【10月7日の様子】
9月の校外活動報告「海ゴミ『0』清掃大作戦」に参加しました
● 名高生22名が、鳴門海岸の清掃ボランティアへ
9月19日(日)、「せとうち鳴門『ゴミ箱になった海』再生化プロジェクト」(参加者 約70名)に名高生たちも参加しました。二学期から始まった「エシカル消費基礎講座」の講師の一人で、環境問題に取り組まれている黒川剛史さんからお知らせを受けました。台風の影響も心配されましたが、当日は快晴で、遠くから見た海は鮮やかな青色でした。
しかし、海岸に降りてみるとゴミの量は想像以上でした。大型テレビや自転車、絡まった釣り糸や壊れたキャンプ道具などがありました。また、発泡スチロールや食品トレイのかけら、ペットボトルなどの海洋プラスチックの多さを目の当たりにして、悲しい気持ちになりました。
閉会行事のとき、今日見つかった、500mlのペットボトルの中に入ったカニが紹介されました。そのカニは小さいときに入り込み、そのまま成長して出られなくなったのです。様々なことを考えさせられる一日でした。
【感想】
・海と聞いたら、きれいな海しか想像していなかったのに、このボランティアに参加して考えが少し変わった。
・私は魚が好きで、魚や他の動物を環境汚染から守りたいと思い、この活動に参加しました。実際に見てみると発泡スチロールやビニールなど、いろいろなゴミが落ちていました。人間の勝手な行動で魚が消えていくのは悲しいと思いました。自然を守るために自分にできることをしようと思いました。
・主催者の方の人のお話では「いくらきれいに清掃しても、一ヶ月もすれば元通りになる」とのことだった。海にゴミを捨てることの重大さを知り、魚たちの命についても考えるべきだと思った。
・・清掃をしていて、自分が社会の一員になれていることをよく感じられた。
・カニを見たとき、海の環境、生物の環境を壊してしまっている私たち人間は、もっと環境問題を深く知り、解決するために、呼びかけなければならないと思いました。また、こんな活動の機会があれば参加したいと思います!
エシカル消費基礎講座(第2回)
9月30日(木) (有)ヴォーグ総務部長 藤井郁生先生 テーマ「美容室とエシカル消費」
ヘアドネーションとは毛髪の寄付のことをいいます。ヴォーグ美容室は、ヘアドネーションをあつめてつくった子供用ウイッグを無償で提供するNPO法人「Japan Hair Donation & Charity」に協力をしているそうです。美容室でカットされた毛髪は一般廃棄物(=ゴミ)として処分されていますが、ヘアドネーションを選択する賢明な行動によって、ゴミを減らすだけでなく、病気等により髪の毛を失った子供に無料ウイッグを届けることができます。藤井先生のお話で、ヘアドネーションへの関心を高めるとともに、「自分の消費活動が人や環境にどのような影響を与えるのか」など、エシカル消費を深く意識することができました。
[感想の一部]
・自分が選択を変えるだけで、髪が抜けて悩んでいる子供たちが少しでも喜んでくれることはとてもうれしいことです。人や環境に良い影響を与えるかどうか、自分の消費活動を立ち止まって考えようと思いました。驚くことが多い講演で、視野が広がりました。 【探究のタネ:ヘアドネーション、人や環境に良い影響を与える】
・今日の話を聞いて、困っている人たちのことがより分かった気がしました。私も困っている人たちのためにできることをもっと増やしていきたいと思います。 【探究のタネ:ヘアドネーションをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうすればよいか】
エシカルクラブ夏休みの活動報告です。
JRC(エシカルクラブと兼部)は、7月、8月にかけて次のような活動をしました。2学期も、校内外でのエシカル活動を、「石井町」の一員ということを意識しながら頑張ります!
●「とくしま・エシカル高校生委員会」(7月19日)プレミーティングに参加しました。
関連記事:JRC部の活動 https://myozai-hs.tokushima-ec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/74/cdab9a15d632f04d1a9c1714b7ed0d7f?frame_id=98
●オンラインで部会(8月4日)をしました。
一人一人のタブレットや、スマートフォンを使い、オンラインで部会を開催しました。11名が参加し、文化祭に向けてどのような活動をしていくかを共通理解しました。
●「コロコロおばちゃんの会」堀江さんと、食品ロスについて考える会(8月19日)をしました。
「コロコロおばちゃんの会」は、年3回「エシカル食堂」を開催したり、石井町役場や町内各学童クラブ、JA名西郡の協力を受け、フードパンドリーやフードドライブ活動を実施したりしている会です。今回は、エシカル食堂代表の堀江祐加さんをお迎えし、これまでの、そして、これからの活動について、また、H29年から続けている活動への思いなどをお話ししていただきました。
部員からの質問タイムでは
Q「活動を続ける中で地域の人との絆が強まったとのことですが、具体的にはどんなときに感じますか」
A「お礼の手紙に『ぼく、おばちゃんお野菜大好き』と書いてくれているとき。買い物をしているときに『エシカルのおばちゃーん!また行くけんな!』と手を振ってくれるときも。そんなことがあると、長く活動を続けていきたいなと思うんです」
Q「野菜嫌いなど、偏食の人はボランティアに参加できますか。また、偏食の子どもはエシカル食堂に来ることありますか」
A「家では食べないトマトを『おいしい!』と言いながらたくさん食べ、それを見た家族が驚くことがある。また、こっそりピーマンやにんじんを細かく刻んで入れたカレーを食べた後『嫌いなもの、食べられたね』と種明かしすると子どもたちは驚く。そんな食育もできていると思います」
柔らかくて、あたたかい中に、エシカル活動への熱い思いを感じる堀江さんのお話を聞き、一緒に頑張りたいと心から思いました。
●「第1回とくしま・エシカル高校生委員会」(8月25日)参加しました。
関連記事:JRC部の活動 https://myozai-hs.tokushima-ec.ed.jp/home/page_20210309034122/page_20210330043400/page_20210330043954?frame_id=98
消費者庁の冊子に、本校のエシカル消費に関する取組が紹介されています。
消費者庁が、「徳島県内でのエシカル消費に関する取組」を広く全国に紹介し、エシカル消費の実践の参考にしてもらうことを目的として作成された「徳島県内で実施されたエシカル消費に関する取組事例集」(令和3年3月発行)に、本校の取組が紹介されました。
★出典:消費者庁ウェブサイト https://www.caa.go.jp/future/project/project_004/efforts_001/
(掲載ページ)
p13「Go! Go!エシカル」わくわく徳島プロジェクト 高校における「エシカルクラブ」推進事業
・名西高校のエシカル消費啓発キャラクター「うさカルちゃん」のクリアファイル、付箋、ペンなどグッズによる地域への啓発活動や、牛乳パックで椅子を製作し地域の保育園に届けるアップサイクル等について紹介されています。
p35「学校の取組—エシカル消費をテーマに取り入れた『総合的な探究の時間』」
・週に1時間の「総合的な探究の時間」。その3年間のテーマに「エシカル消費」を位置づけて取り組んでいる本校の事業内容や、1年生の学習内容例、生徒の反応、地域との連携等についての報告です。
今回、学校関係では唯一名西高校を紹介していただいています。このことを励みに、今年度も精一杯取り組みます!
HPに「エシカル教育」のコーナーができました
このコーナーでは、名西高校の「エシカル教育」について発信していきます!
本校では、毎週木曜日の「総合的な探究の時間(藤波タイム)」の中心テーマに、「エシカル消費(道徳的消費)」を位置づけて全校生徒で取り組んで3年になります。また、エシカルクラブ(JRC部と兼部)も、エシカル消費の意義を推進する活動に取り組んでいます。昨年度(2021〈R2〉)は、次の3つの柱を設定し、活動しました。
うさカルちゃん
1 藤波タイム
学年 | 1年 | 2年 | 3年 |
内容 |
・身近な不思議について、探究活動に挑戦。 ・「エシカル消費基礎講座(全8回)」でエシカルについて学ぶ。 ・クラス発表やポスターセッションに挑戦! |
・自分の進路目標に関係するエシカル消費について探究する。 ・同じ分野について調べている仲間とグループで研究。そして中間発表会! ・もう一度、個に戻り、グループで研究する中で生まれた新たな課題について研究。 |
・自分の進路に関わるエシカル消費、関係する製品とその背景を探究。 ・2年半かけて探究してきた内容を踏まえながら、志望理由書を作成。
|
2 文化祭 — みんなで応援消費! —
地域の社会福祉法人カリヨンの「れもん」の皆さんがつくられた、かわいいアクセサリーや雑貨を委託販売しました。展示では、フェアトレードマークや商品について紹介し、フェアトレード商品が身近にあることを伝えることができました。
3 地域の方々とともに学び、行動する
地元の「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの活動に参加し、回収コンテナのイラストを担当、地域の学童や役場に設置して、フードドライブを呼びかけました。
また、フェアトレードを考えるために、地元の方とのオンライン会議に参加しました。
※ 関連するホームページの記事を後に再掲しています。ご覧ください。
○ 名西高校エシカルクラブ、今年は「チャレンジ校」として頑張ります!!
エシカル消費をテーマに行う「総合的な探究の時間」も3年目、今年はドイツの姉妹校との交流も取り入れ、幅広く、継続的に啓発活動とエシカル消費活動にチャレンジします!
※再掲載記事です※
●文化祭がありました!
投稿日時 : 2020/09/11 Web管理者
9月10日(木),文化祭が開催されました。JRC部は,家庭クラブ,保健委員会と合同で「エシカルランドへようこそ」というテーマで,ペットボトルのキャップの重さ当てクイズや,「エシカル」に関するクイズラリー,牛乳パックで作った椅子の販売などを行いました。また,石井町の社会福祉法人カリヨンのれもんさんご協力のもと,商品の委託販売もさせていただきました。非公開ではありましたが,多くの方に来場いただきました。ありがとうございました。
●ZOOMでフェアトレードについて考えました!
投稿日時 : 2020/09/25 Web管理者
9月19日(土),だしソムリエの河口晶さんとNPO法人パルシックの木村優江さんによるフェアトレードについて考えるZOOM対談が行われ,名西高校からは私たち部員と一年生の希望者が参加をしました。
お二人から,フェアトレードと私たちの暮らし,フェアトレードが創る
未来などについてわかりやすく教えていただきました。
● オープンスクールで牛乳パック椅子の製作をしました!
投稿日時 : 2020/10/10 Web管理者
オープンスクールで部活動見学に来てくれた中学生の皆さんと一緒に牛乳パック椅子の製作を行いました。 本校のJRC部の活動について,中学生の皆さんに知ってもらうよい機会となりました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座~動物福祉,オーガニック~
投稿日時 : 2020/10/15 Web管理者
10月15日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第5回目を開催しました。講師は石井町の自然派ハム工房「リーベ・フラウ」の店長で獣医師でもある近藤保仁さん。まず,近藤さんが修行されたドイツのお話がありました。1頭の豚を余すことなく食用として利用すること,自分にあった適量で買うことができること,洗えば再利用できる瓶を国内では缶より大切にしていること,ゴミの分別はかなり前から行われていることなど,エシカル先進国とも言えるドイツのお話は興味深いものでした。また,輸入肉にはEUでは全面的に使用が禁止されている肥育ホルモン剤が使われていることなどを知ったうえで健康に過ごせる食生活をみんなで考え,広めていって欲しいという強いメッセージをいただきました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座 ~徳島県の取り組み~
投稿日時 : 2020/11/13 Web管理者
11月12日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第7回目を開催しました。講師は,徳島県消費者くらし安全局消費者政策課係長の阿部歌奈子さん。消費者庁と徳島県の関わり,県が消費者庁徳島オフィスとともに取り組んできたエシカル消費に関するプロジェクトの数々,れんこんや藍染め,地産地消を例示しての徳島ならではの環境や地域に配慮した消費,など,様々な徳島県の取り組みを説明してくださいました。未来のため,地域・社会のため,人のための消費をすることが自分の幸福度アップにつながり持続可能な社会をつくることにつながる,という熱いメッセージが印象に残りました。
●エシカル消費基礎講座~地産地消,応援消費,オーガニック~
投稿日時 : 2020/11/27 Web管理者
11月26日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第8回目を開催しました。講師は,コワーキングスペース「和みプラザ」運営管理者の安達和美さん,徳島エシカルネットワーク美馬代表の大谷茜さん,そして本校卒業生でエンジニアの渡邊啓道ジョージマーフィーさん。普段から本校にいろいろ協力してくださっている方々ですが,今回は地産地消,応援消費,食品ロス,オーガニックなどについての話をパネルディスカッション形式で進行してくださいました。地元の事例を出しながら,今後の消費活動で私たちに心掛けてほしいことや意識してほしいことを,とても親しみやすい雰囲気の中で気さくにお話しいただきました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座 ~貿易ゲーム~
投稿日時 : 2020/12/03 Web管理者
12月3日(木)の6,7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第9回目を開催しました。講師は,四国大学の加渡いづみ教授。今回は貿易ゲームを通して世界の国々の結びつきの仕組みを体験する中で,今自分にできることは何かについて考えることができました。様々な国々が助け合う,分かち合う,話し合う,つながり合うことで,自国だけでなく互いの国々が幸せになる地球になれる実感をゲームを通して得られることができました。またそのことによって,「普段の生活の中で何か物を買うときに,(自分の満足)+(誰かのため,どこかのため,未来のため)を意識してほしい」という加渡先生からのメッセージをしっかり理解して受け取ることができました。
●JRC~フードドライブ活動のお手伝いをしました!~
投稿日時 : 2020/12/23 Web管理者
石井町のコロコロおばちゃんの会からフードドライブのお話をいただき,回収コンテナのイラストを作成するお手伝いをさせていただきました。フードドライブは,「買いすぎてしまった食品」や「食べきれない食品」をフードバンクに寄付し,食材を必要とする団体等に届けるボランティア活動です。写真は,石井町役場一階のフードドライブコーナーです。寄付していただける食品がありましたら,皆さんもぜひご協力をお願いします。
●JRC~とくしまSDGs未来会議に参加しました!~
投稿日時 : 02/22 Web管理者
2月19日(金),とくしまSDGs未来会議にオンラインで参加しました。
四国大学の加渡いづみ先生を中心として,城北高校の生徒の皆さんと県内の経営者や企業に勤める方との意見交換会が行われました。テーマは「高校生が本気で選ぶ!こんな企業で働きたい」です。企業と高校生それぞれの視点からSDGsの取り組み,収入格差や男女差別等の問題について様々な考えを聞かせてもらうことができました。
会議に参加した部員達からは,ダイヤモンドランキングを活用した質問の結果や考察などが丁寧にまとめられていてとても分かりやすかったと感想がありました。
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