1年生 第4回エシカル消費基礎講座「貿易ゲーム」
10月12日(木)6・7限目、第4回エシカル消費基礎講座がありました。今回は四国大学教授 加渡いづみ先生にお越しいただき、「貿易ゲーム」を体験しました。
貿易ゲームとは、世界の貿易のシステムを体験的に学べるシュミレーション・ゲームです。各班を国に見立てますが、各国は与えられた紙(資源)と道具(技術)を用いて製品を製造・販売します。貿易を通して最も多くの利益を得た国が勝ちです。ゲームの説明や進行は、加渡先生がしてくださいました。いつも生徒を巻き込みながら楽しく進行してくださるので、生徒たちは大盛り上がりでした。そして、今回は3年生8名が運営サポートに加わってくれました。2年前に貿易ゲームを経験した先輩たちが、各班を回ってアドバイスをしながら、困っている1年生たちを助けてくれました。銀行の役割である教員チームは、厳しく製品をチェックして、上質な製品であれば引き換えにお金を渡しました。
結果発表後の大統領記者会見は盛り上がりました。最もたくさん稼いだ国は、最初から多くの道具をもっていた先進国でした。借金を抱えてしまった国もありましたが、最下位は資源はあるけど道具をもたない途上国でした。最後の「ふりかえり」で加渡先生が話してくださったように、国際社会の問題を解決するためには、国家間の協力が大切であることを実感しました。
(生徒の感想)
自分たちにできることがあるのにやらないのはもったいないと思った。貿易ゲームを通して、利益重視の国同士が競い合ったら、国家間に格差が生まれてしまうことに気づかされた。 【探究のタネ】途上国の中でも経済が発展している国はあるのか?
貿易するのにはお金や道具も必要ではあるけれど、情報を得ること、交渉をすること、品質が大切であることを知りました。貿易をするにも何をするにも、情報がないと動けないし、品質が良くないと買い取ってもらえないし売れません。もし私が貿易する立場に将来なったとき、このことを思い出しながらできたらいいなと思います。 【探究のタネ】貿易の流れ
今回はたまたま1番だったけど、1班(途上国)の労働力とどこかの班からはさみを5分3万円くらいで借りられれば、1班(途上国)の人と協力しながら儲けられたと思う。もう少し時間があれば、銀行から型を買い取ってもよかった。 【探究のタネ】経済のまわり方
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