1年生 エシカル消費基礎講座(第2回) ―食品ロス・脱炭素社会―
「選択と試行錯誤」をしながら、エシカル消費についての自分のテーマを決めます
先週に引き続き、1年生の「総合的な探究の時間」=藤波タイムは講演会でした。
第2回から第4回までは、2つの講演会から自分の興味・関心のある方を選びます。「選択と試行錯誤」を繰り返しながら、自分のエシカル消費に関するテーマを定めていきます。
講義① 特定非営利活動法人フードバンクとくしま 川上健太さん 食品ロスの削減「もったいない」から「ありがとう」へ
講義② NPO法人環境とくしまネットワーク 島田 公さん 脱炭素社会・地球温暖化防止について
講義① 川上健太さん 「もったいない」から「ありがとう」へ
「日本は食品ロスが多いと思いますか?」川上先生の問いかけに、手を挙げたのは半数でした。
日本では、毎日、一人当たりお茶わん約一杯分、まだ食べられる食べ物を捨てているそうです。捨てるのは企業と家庭同じくらいの比率です。実は、日本の食品ロスの状況は、他国と比べて深刻です。
食品ロスを減らさなければ、たくさんのCO₂が排出されることになります。では、私たちにできることは……
ご飯を全部食べる
お店では「手前取り」(消費期限の近いものから買う)
食べる分だけ買う
冷蔵庫を整理する
「フードバンクとくしま」では、フードドライブ(家庭で使う見込みのない食品を回収する取組)を実施しているそうです。そして、生活に困っている方やこども食堂に集まった食品を届けたり、自前のキッチンカーで出かけて温かい食べ物を子どもたちに食べてもらうこともあるそうです。
食品ロスを防ぐために、高校生にもできることがたくさんある。改めて実感することができました。
●生徒の感想
・日本は食品ロスが多いというのが分かったので、これからはご飯を全部食べたり、飲食店では自分が食べきれる量だけ注文しようと思った。
・フードバンク活動は困っている人の頼みの綱なんだと思いました。
・日々何かに気をつけながら生活すると、食品ロスは少なくなっていくと思いました。
・前から食品ロスに興味があったので講義を聴けてよかったです。
●探究のタネ
フードドライブ 三分の一ルール 野菜の規格外商品の使い道 食品ロス 「もったいない」から「ありがとう」へ
講義② 島田 公(いさお)さん 「脱炭素社会と温暖化防止―四国の未来をスケッチする―」
「この教室のCO2濃度、見えるんですよ」 島田さんが取り出した測定器の示す数値は400ppm。これが2000ppmになると、人間は生きられないのだそうです。また、そのCO2やメタンガスなどの温室効果ガス増加により地球温暖化が進行すると、気候変動が大きくなって、日本の四季はなくなってしまうかもしれないとのことでした。
そして、もしもこのまま対策をしなければ気温はどんどん上昇し、平均気温は41度程度になります。干ばつ、海面上昇、氷河が溶けるなどの現象が進み、自然災害は多発し、私たちは外を歩くこともままならないかもしれません。
「地球温暖化を引き起こしているのは人間。だから一人一人が止める力を持っているはず」という島田さんの言葉にはっとしました。例えば、2050年までに実質的なCO₂排出量ゼロをめざす「脱炭素(社会)」という言葉は日本独自です。脱炭素に向けて、日本の便利な家電に頼る生活を少しでも見直すことも私たちにできることの一つです。そして、全国に先駆けた過疎地の徳島は「四国」で協力する必要があること、島田さんたちが活動されている、過疎地や限界集落で災害時にも電気が寸断されない、自然エネルギー改革を進めるなどの取組があることも教えてくださいました。
●生徒の感想
・実際の環境のための活動について知ることができた。
・地球温暖化は思ったより進んでいて、日本の四季がなくなる話はすごくびっくりしました。ゴミの分別や少しのことでも心がけたいです。
・自分の生活を振り返ってみると、便利なものに頼りすぎだと気づいた。
・一人が動いたとしても、全員が動かないと状況は変わらないと思いました。今回の学習で小さなことでも少しずつ積み重ねれば効果は出ると思いました。
●探究のタネ
温室効果ガス 1つの行動で未来が変わる 脱炭素 海ゴミ問題 バイオエネルギー ファストファッション
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