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1年生 第3回エシカル消費基礎講座

 9月28日(木)7限目、第3回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回も2組の講師の先生に講演をお願いしました。

①佐藤貴志さん「脱炭素、温室効果ガス削減とSDGsについて」

②木村優江さん、河口晶さん「フェアトレード、児童労働とSDGsについて」

 

①佐藤貴志さん「脱炭素、温室効果ガス削減とSDGsについて」

 講師の佐藤貴志さんは、「未来を生きる子どもたちに、美しい自然を残すこと」を理念に掲げ、環境汚染に対する研究開発や技術提供から講演まで幅広く活動されています。今回の講演では、「脱炭素」の動きとエシカル消費を絡めたお話をしていただきました。温室効果ガスの排出を減らすための国際的な取り組みや企業の努力に加えて、私たちの身近な行動が脱炭素につながることを学びました。また、環境問題以前に大切なこととして、家族や周りの人に対する思いやりについてお話しくださいました。環境問題という大きな問題に取り組み、解決することはなかなか難しいですが、身近な人に優しい言葉をかけたり、思いやりをもって接したりすることは、私たちでもすぐ行動できそうです。楽しく、心温まるご講演でした。

(生徒の感想)

すごくおもしろかったです。脱炭素のために、私ができることはないか日々の生活で見つけようと思います。小松島の取り組みがとてもすごくて、本当に同じ高校生なのか?!とびっくりしました。   【探究のタネ】脱炭素社会

 地球環境の改善だけでなく、人間社会にも焦点を当てなければいけないというのは、なかなか奥の深い問題だなと思いました。劣悪な環境に慣れてしまって無頓着というのは自分にも少しあてはまる節があったので、ハッとしました。ボランティアの参加も前向きに検討したいと思います。  【探究のタネ】エコロジカル・ファーストエイド

 「思いやりをぶつける」という表現がすごく好き。独りよがりから始めて、結果的に役に立つ感じがしてすごくいい。環境より大切なものに(もちろん環境にも)目を向けられました。 【探究のタネ】脱炭素より大切なもの

 

②木村優江さん、河口晶さん「フェアトレード、児童労働とSDGsについて」

 講師の木村優江さんはNPO法人パルシックで、民際協力を行う活動をされています。民際協力とは、地球の各地で暮らす人と人が国家の壁を越えて助け合い、支え合い、対等な関係を築くことを目指す活動です。その1つの手段として、フェアトレードを実施しているということで、東ティモールコーヒーの事例を通してフェアトレードについてお話をしてくださいました。もう一人の講師である河口晶さんは、石井町在住で「だしソムリエ」として活動をされています。河口さんからは、日本製品・商品の販売価格が世界の主要国と比べて安いことを教えていただきました。販売価格は、材料費・労務費・経費をふまえて決まります。安さのしわ寄せはどこにいっているのかを考え、気づくことができました。

 (生徒の感想)

印象に残っていることは、フェアトレードのマークがついているから商品を買うのではなく、良い物だから買ってほしいということだった。フェアトレードはチャリティではないという言葉に胸を打たれました。 【探究のタネ】フェアトレード 

ソーシャルプレミアムという新しい言葉に出会い、もっと調べていきたいと思いました。SDGsは身近にあるとおっしゃっていましたが、私もそう思っているので、できることを探すところから始めて、取り組んでいきたいと思いました。 【探究のタネ】フェアトレード商品

 日本は他国と比べると価格が安いこと、特に材料費・労務費が安いことを知らなかったので驚きました。品物の確かな価値を見つけ、認識をしっかりしていきたいです。 【探究のタネ】公正な取引