エシカル消費推進
1年生で、徳島県の消費者教育教材を使って学びました。
●2月24日(木)7限の「探究活動の時間(藤波タイム)」―「私の行動宣言」の作成―
これまで1年生は、「エシカル消費基礎講座」を9回受講しました。内容は、私たちの髪の毛を活用するヘア・ドネーション、生産者の生活や権利を守るフェアトレードやエシカルファッションのことなどさまざまでした。また、2年生の先輩が1年間グループで探究した成果を披露する「藤波発表会」を観覧しました。それらを通じて、「探究のタネ」がたくさんできました。
今回の藤波タイムでは、徳島県のホームページに掲載されている、消費者教育教材の中で、
・エシカル意識度チェック
・学習SDGs(クイズに挑戦)
をそれぞれのタブレットでやってみました。自分の関心のある分野、あまり理解できていないことなどを自覚することができました。その後、これまで集めた「探究のタネ」も参考にしながら、一人一人が「私の行動宣言」をMetamoji ClassRoomに入力し、共有しました。
文字にしてみると頑張る気持ちも高まりました。「みんなの幸せ」のために、エシカル消費を頑張ります!
※ この日の様子を、徳島県の方が撮影してくださいました。少し緊張しました。
エシカルクラブ(JRC)の活動報告(10月~12月)
●10月24日「Smile with Food project」プレゼンテーション大会で入賞しました!
これは、広島県の進徳女子高校(内にあるHunger Zero Project企画実行委員会)と、日本国際飢餓対策機構共催の大会(オンライン)です。中四国地方の高校生が、世界の飢餓問題の現状を知り、高校生でもできる国際協力のあり方を考え共有するためのものでした。
名西高校エシカルクラブは「世界への一歩 —まずは約30㎞から—」と題し、石井町=30㎞のエシカル活動からまず始める意義を提案し、「Hunger Zero賞」をいただきました。コオロギ粉を活用したお菓子を自分たちで作り販売している学校、開発途上国の農業を支援するための具体的な方法を提案する学校等、とても刺激になりました。
副賞として、ベルギー産フェアトレードマークのついたチョコレートセットと、ラベルレスボトルのお茶1箱をいただきました。副賞もエシカルな商品であることに感動しました。
●11月4日・5日「ハロウィン 牛乳パックらんたんStreetへようこそ」
名高で回収した牛乳パックでらんたんをつくり、LEDライトを入れて完成!
エシカルクラブのメンバーで約60個つくり、第2棟1階の廊下に並べました。
「Treck or Treet?」ではなく、「お菓子をはじめ食品とらんたんを交換しませんか?」。食品回収ボックスを設置して呼びかけました。
回収した食品は、石井町役場子育て支援課へ。「次はバレンタインデーらんたんStreetかな」と話しています。
藤波発表会を行いました
12月15日、石井町中央公民館・藤ホールにおいて2年生藤波タイム(総合的な探究の時間)の学習成果を発表する「藤波発表会」を行いました。
学校から歩いて移動する生徒達の様子。ホールでは密を避け、一席おきに着席しています。
探究学習担当教員より、総合的な探究の時間の3年間の学習の流れを説明しました。
発表者は楽屋前の廊下で原稿の確認をしています。
〈発表の様子〉
今回の発表会には講師として安達和美先生、河口晶先生をお迎えしました。これまでも1年生エシカル基礎講座の講師として、2年生ZOOM中間発表会の講師として、名西高校の「総合的な探究の時間」に関わり、生徒たちを支援してくださっている先生です。
発表者は全員ステージに上がり、講師の先生から講評をお聞きしました。
1年生2年生全員が代表班の発表を熱心に聴き、エシカル消費について考えを深めたり、新たな視点を持ったりすることができました。
どの班の発表が良かったか、翌日12月16日の「朝の読書の時間」を利用してクラッシーに入力しました。
1年生「エシカル消費基礎講座」第9回「ビンゴで考えよう!身近なエシカル」
12月3日(木) テーマ「ビンゴで考えよう!身近なエシカル」
徳島エシカルネットワーク美馬 代表 大谷 茜先生
エンジニア(本校卒業生) 渡邊 啓道 ジョージ マーフィー先生
和みプラザ 運営管理者 安達 和美先生
25個のマス目に1~25の番号を書き込んだ後、ゲームはスタートしました。「17番!ゴミを減らす工夫をしている!」。番号の書かれた紙には、エシカル消費に関する文章があり、先生方は1つずつ内容を説明してくださいました。「徳島県の上勝町では『ゼロウェイスト』というゴミを出さない取り組みをしてるんよ。知ってるかな?」優しく語りかけてくださる大谷先生と渡邊先生。ビンゴを楽しみながら、実は、エシカルは身近にあり、私たちにできること、すでにできていることもあると私たちに気付かせてくださいました。
最後に、石井町で子どもの支援活動をされている安達先生から、「ジョイセフ」「エコレール」などのマークの付いたチョコレートをいただきました。マークの意味をかみしめながら食べました。「食べる応援」をはじめ、私たちにできることをしていこうと思っています。
【感想の一部】
●ビンゴゲームを使った楽しい授業で、SDGsについて知れた。おもしろい話の中にはときどき本当に考えなければいけない話などがあって、それについてしっかり考えようと思った。【探究のタネ:SDGs】
●ゼロウェイストや節電、ボランティア、伝統工芸など、身近なことがエシカルやSDGsにつながることが分かりました。自分自身も買い物に行くときはマイバッグを持って行き、プラゴミを減らすよう心がけています。そういった何気ないことで貢献できると分かりました。これからも続ける気持ちが強くなりました。【探究のタネ:エシカルマークの意味】
※ エシカル消費基礎講座(全9回)は今回で終了です。1年生はここから、自分の関心のある「タネ」を1つ、調べたり考えたりしながら育て始めます。
〈訂正〉 前回の「『貿易ゲーム』で学ぶ」は、第8回でした。
1年生「エシカル消費基礎講座」第9回「貿易ゲーム」で学びました。
11月25日(木) テーマ「貿易ゲームで学ぶエシカル」
四国大学 教授 加渡 いづみ先生
「はさみとペン、余ってる国はないですか!」「紙5枚とコンパスを交換してほしい~」。9つの班(=国)は、自国の富を増やすために、みんな全力で頑張りました。
今回のエシカル講座は「貿易ゲーム」でした。まず、各班に紙(資源)と文房具(技術・機材)とお金が配られます。ただしそれは不平等で、資源はあるけれど技術・機材、お金のない開発途上国と、その逆の先進国もつくられています。そして、それぞれの国は、他の班に協力を求めたり、「国連」の支援を受けたりしながら品物をつくりお金を儲けました。
格差の厳しさを体感した国もあれば、資源がなければどうにもならないことを理解した国もありました。そして、すべての国が「協力すること」の大切さを実感する機会となりました。
【感想の一部】
●自分の役割をしっかり理解し、特技を生かしてチーム=国の最大の力を引き出していくことが大事だと思いました。【探究のタネ:どんな国と国が、どんな内容で貿易しているのか】
●私の班は途上国側だったので、貧しい国の気持ちがよく分かりました。国と国とが手を取り、共存することが大切だと思いました。【探究のタネ:今からここから自分からを大切に】
●国同士での格差は現実にもあります。周りやいろんなところが助け合って補い合うことが大切なんだと知りました。【探究のタネ:貿易、助け合い】
エシカル消費基礎講座(第7回)
11月11日(木) テーマ「エシカル消費に関する徳島県,消費者庁の取り組み」
徳島県危機管理環境部消費者くらし安全局消費者政策課 阿部歌奈子 先生
消費者庁 新未来創造戦略本部 金子 千紘 先生
「社会的課題の解決には、消費者一人ひとりの行動が不可欠かつ有効です。」講演を通して、改めて安さや便利さに隠れた社会的費用の意識の必要性を感じました。
平成29年7月に消費者庁のオフィスが徳島県に設置されました。そして、令和2年7月に「消費者庁 新未来創造戦略本部」が開設されたこともあり、徳島県は消費者庁新未来創造戦略本部とともに、エシカル消費に関するさまざまなプロジェクトを進めています。県が作成した動画「エシカル消費ってなに?」を見せていただいたり、県が開発した教材を試させていただいたりもしました。また、代表生徒が「エシカル消費」意識度チェックをするなど、エシカル消費に関して楽しく学ぶことができました。消費者行政の重要性はもちろん、消費者と事業者が共通の目的をもって行動することの大切さを実感しました。
[感想の一部]
・徳島県のHPにはエシカルの項目があり、徳島が行っている取り組みがたくさんあることを知りました。持続可能な社会をつくるために、エシカル消費についてよく学び、フェアトレード商品を買おうと改めて思いました。【探究のタネ:食品ロス~食べ物のムダをなくそう~】
・エシカル消費はまず個人からというイメージがあったけど、SNSやメディアを活用しながら広められて、みんなでエシカル消費が取り組めることを改めて知りました。【探究のタネ:徳島県での取り組み方】
・講義の途中で行われていた「エシカル消費」意識度チェックが少し気になったので、家でやってみようと思いました。これから買い物をするときに、エシカル消費を頭においておこうと、改めて思いました。【探究のタネ:徳島県が他にしている取り組み】
エシカル消費基礎講座(第6回)
11月4日(木) MEER代表 黒川 剛史先生
テーマ「エシカル消費で海ゴミは減らせる!?」
「三方よし」とは日本に古くからあるエシカルな商習慣で、売り手と買い手の満足はもちろん社会に貢献できてこそよい商売という考え方です。黒川先生は、「三方よし」の観点から海のゴミ問題に関して教えてくださいました。2002年頃から急激に増えている海のゴミがペットボトルです。安く手に入る石油資源を使ったプラスチックボトルは、企業にとっては利益の増加になりますが、資源の無駄遣いにつながっている点で社会にとってはよくないことです。またプラスティックが劣化して小さな粉末状になってしまうと、今の技術では回収できないそうです。黒川さんは「消費者の行動が社会を動かす」とおっしゃっていました。社会の課題に目を向ける消費者、課題解決に取り組む企業があってこそ、良好な自然の景観や環境からのメリットを社会全体で感じられます。消費者として私たちができることから始めたいと強く感じました。
[感想の一部]
・先日、黒川さん主催のボランティアに参加したとき、見ただけでもペットボトルは多いと思いましたが、実際にゴミ拾いをしていると予想以上にペットボトルが多かったです。ゴミと楽しく向き合うという感覚が今までありませんでしたが、これからは楽しむという気持ちでボランティアに参加したいと思いました。【探究のタネ:ゴミを楽しむ】
・JRC部も鳴門の海のゴミ処理をしたことがあります。環境をよくするためにも、私ができることを一つでも多く取り組んでいきたいです。【探究のタネ:消費者の行動が社会を動かす!】
・私は海が好きでよく行きます。その時に毎回思うのが、やはり落ちているゴミが多いことです。これからは今よりもっと意識して、ゴミ拾いやリサイクルなどを積極的に取り組んでいこうと思いました。【探究のタネ:リサイクル】
2年生 ドイツの高校生へ「エシカル消費」に関する質問
2年生は「藤波タイム(総合的な探究の時間)」にドイツ姉妹校の高校生へ「エシカル」な質問を考えました。
ファッションをテーマにしている班は「着なくなった服をどうしていますか?」という身近なことを質問したり、楽器のリサイクルについて調べている班はドイツの伝統的な楽器やその材料についての質問を考えたりしました。
日本語で考えた質問を英語に訳し、メールでドイツに送りました。
返事が来るのはまだ先になりそうですが、楽しみに待っています。
1年生「エシカル消費基礎講座」第5回はエシカルファッションのお話でした。
●11月4日(木) エシカルファッションプランナー・環境省アンバサダー 鎌田 安里紗先生
テーマは「ファッションとサスティナビリティ(持続可能性)」でした。
私たちにとって欠かせない存在である「服」。そんな服やファッションに関心のあった鎌田先生は、ふるさとの徳島を離れ、東京で高校生になることを選びます。そして、最先端のファッションに囲まれながらアルバイトをしているとき服が生まれる背景に疑問を持ち、「ファッションの世界にはたくさん問題があるぞ」と気付いたそうです。
・大量生産大量消費がもたらす地球への負荷
・ウールや羽などをもらう対象である動物たちの扱い方の問題
・プラスチック由来の服、一枚のTシャツをつくるときに必要な石油や水の量の多さ
これらの問題と向き合いながら、自分の目で確かめ、生産過程や安全性への「透明性」がしっかりしている服を選ぶ人を増やすために、様々なアクションをおこしている鎌田先生。
私たちも、関心のあること、好きなことから、課題や問題点を見つけ、解決のためにアクションできる、かっこいい人になりたいですね!
【感想の一部】
●昔から私は、洋服を着ることもアイディアを生み出すことも好きでしたが、エシカルファッションのことについては考えたことがありませんでした。今日の話を聞いて、次から服を買う時に少し楽しみが増えたり、きちんとしたところで作られているのか考えたりできる機会が増えていくのだろうなと思いました。【探究のタネ:オーガニック商品について】
●オーガニックコットンが使われているものや、透明性がより高い物を探して、これから買っていこうと思いました。ポリエステルが使われている服はネットに入れるなど、環境によい取り組みをしていこうと思いました。【探究のタネ:ちいさなことこそ大切に、小さなことこそ大胆に】
●エシカルとファッションが関係していると思っていなかったので、それを知れてよい機会になったなと思いました。JRC部やエシカルクラブの活動にいかせられたらいいなと思います。【探究のタネ:水やプラスチックを使わずに服を作れるのか?】
1年生「エシカル消費基礎講座」第4回はフェアトレードのお話でした。
●10月7日(木) だしソムリエ 河口 晶先生 ・NPO法人「パルシック」 木村 優江先生
テーマ「フェアトレードについて、深く知ろう」
フェアトレード(=公正な貿易)は『何となくいいこと。途上国の人のためになること』と考えている人がいると思います。ですが、フェアトレードに携わる木村先生たちには「美味しくていい商品だから少し高くてもフェアトレード商品を選ぶ」ようになってほしいと願って活動されています。
フェアトレードが実現すると、生産者がみんなで協力・工夫し、生産性が上がります。それは商品の美味しさや信頼に繋がり、よい循環が生まれます。また、フェアトレードでは、商品代とは別に「ソーシャルプレミアム」という地域のためのお金も支払われ、地域の学校の壁の修繕、集会所の建築、水を引くこと等に使われているそうです。
そして、河口先生は、大学や高校でフェアトレード商品の委託販売ができる(今年の名高祭で実施しました!)、みんなで共同購入すれば少し安く買える、「あまりに便利すぎる、安すぎる」商品には疑問を持つ、想像力を持つことが大切だと、私たちに教えてくださいました。
【感想の一部】
●私は買い物をするとき、安いと嬉しくて買うことがありました。でも、製品の奥の「生産者」のことを考えて『生産者も消費者もみんな幸せになれる価格なのか?』と考えてみようと思いました。【探究のタネ:SDGs】
●フェアトレードの本当の意味が解った気がします。ただの貿易じゃなくビジネスで、たくさんの問題が解決できると知り、今までの考え方が変わりました。【探究のタネ:ビジネスでどのように変化するのか】
●河口さんと木村さんがおっしゃったように、「よい商品だから買う」「自分も相手も幸せになるから買う」という考え方を持つことが大事だと気付きました。【探究のタネ:買い物をするときに想像力を働かせる】
2年生 ドイツ姉妹校の先生にZOOMでインタビュー
2年生は「エシカル」をテーマにドイツ姉妹校の高校生と交流を計画しています。
交流でお世話になるN先生(ドイツの高校生に日本語を教えている日本人の先生です)にZOOMでインタビューを行いました。
実は、N先生はドイツで地産地消に関する活動に参加しています。
そのことを知って、食に関するエシカルをテーマに調べている生徒たちがぜひお話を伺いたいとインタビューを申し込みました。
日本とドイツは時差があり、生徒が登校する前の朝早い時間にインタビューを受けて下さったなおみ先生に感謝しています。
図書室に「エシカル図書コーナー」ができました
藤波タイム(総合的な探究の時間)をはじめ、エシカル消費についての調べものをする皆さんのために、「エシカル図書コーナー」ができました。また、ドイツの姉妹校の皆さんとの交流も始まっていますので、ドイツの本(環境への取り組みや、ドイツパンや料理など)もあります。どんどん活用してくださいね!
2年生 総合的な探究の時間(藤波タイム)ZOOMでの中間発表会
2年生は総合的な探究の時間(藤波タイム)に「エシカル」をテーマとして班で調べ学習を行っています。
9月30日、10月7日の2日間は、石井町エシカル座談会の皆様を講師として
ZOOMで中間発表会を行いました。
講師先生から質問を受けたり助言をいただいたりして、生徒たちは大きな刺激を受けました。また、自信を持てずにいた班は、講師先生の励ましの言葉によって大いに勇気づけられたようです。最終発表に向けて課題はたくさんありますが、頑張ろうという前向きな雰囲気になりました。
生徒たちのためにお忙しい中、貴重な時間を割いて下さった石井町エシカル座談会の皆様には心より感謝申し上げます。
【9月30日の様子】
【10月7日の様子】
9月の校外活動報告「海ゴミ『0』清掃大作戦」に参加しました
● 名高生22名が、鳴門海岸の清掃ボランティアへ
9月19日(日)、「せとうち鳴門『ゴミ箱になった海』再生化プロジェクト」(参加者 約70名)に名高生たちも参加しました。二学期から始まった「エシカル消費基礎講座」の講師の一人で、環境問題に取り組まれている黒川剛史さんからお知らせを受けました。台風の影響も心配されましたが、当日は快晴で、遠くから見た海は鮮やかな青色でした。
しかし、海岸に降りてみるとゴミの量は想像以上でした。大型テレビや自転車、絡まった釣り糸や壊れたキャンプ道具などがありました。また、発泡スチロールや食品トレイのかけら、ペットボトルなどの海洋プラスチックの多さを目の当たりにして、悲しい気持ちになりました。
閉会行事のとき、今日見つかった、500mlのペットボトルの中に入ったカニが紹介されました。そのカニは小さいときに入り込み、そのまま成長して出られなくなったのです。様々なことを考えさせられる一日でした。
【感想】
・海と聞いたら、きれいな海しか想像していなかったのに、このボランティアに参加して考えが少し変わった。
・私は魚が好きで、魚や他の動物を環境汚染から守りたいと思い、この活動に参加しました。実際に見てみると発泡スチロールやビニールなど、いろいろなゴミが落ちていました。人間の勝手な行動で魚が消えていくのは悲しいと思いました。自然を守るために自分にできることをしようと思いました。
・主催者の方の人のお話では「いくらきれいに清掃しても、一ヶ月もすれば元通りになる」とのことだった。海にゴミを捨てることの重大さを知り、魚たちの命についても考えるべきだと思った。
・・清掃をしていて、自分が社会の一員になれていることをよく感じられた。
・カニを見たとき、海の環境、生物の環境を壊してしまっている私たち人間は、もっと環境問題を深く知り、解決するために、呼びかけなければならないと思いました。また、こんな活動の機会があれば参加したいと思います!
エシカル消費基礎講座(第2回)
9月30日(木) (有)ヴォーグ総務部長 藤井郁生先生 テーマ「美容室とエシカル消費」
ヘアドネーションとは毛髪の寄付のことをいいます。ヴォーグ美容室は、ヘアドネーションをあつめてつくった子供用ウイッグを無償で提供するNPO法人「Japan Hair Donation & Charity」に協力をしているそうです。美容室でカットされた毛髪は一般廃棄物(=ゴミ)として処分されていますが、ヘアドネーションを選択する賢明な行動によって、ゴミを減らすだけでなく、病気等により髪の毛を失った子供に無料ウイッグを届けることができます。藤井先生のお話で、ヘアドネーションへの関心を高めるとともに、「自分の消費活動が人や環境にどのような影響を与えるのか」など、エシカル消費を深く意識することができました。
[感想の一部]
・自分が選択を変えるだけで、髪が抜けて悩んでいる子供たちが少しでも喜んでくれることはとてもうれしいことです。人や環境に良い影響を与えるかどうか、自分の消費活動を立ち止まって考えようと思いました。驚くことが多い講演で、視野が広がりました。 【探究のタネ:ヘアドネーション、人や環境に良い影響を与える】
・今日の話を聞いて、困っている人たちのことがより分かった気がしました。私も困っている人たちのためにできることをもっと増やしていきたいと思います。 【探究のタネ:ヘアドネーションをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうすればよいか】
エシカルクラブ夏休みの活動報告です。
JRC(エシカルクラブと兼部)は、7月、8月にかけて次のような活動をしました。2学期も、校内外でのエシカル活動を、「石井町」の一員ということを意識しながら頑張ります!
●「とくしま・エシカル高校生委員会」(7月19日)プレミーティングに参加しました。
関連記事:JRC部の活動 https://myozai-hs.tokushima-ec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/74/cdab9a15d632f04d1a9c1714b7ed0d7f?frame_id=98
●オンラインで部会(8月4日)をしました。
一人一人のタブレットや、スマートフォンを使い、オンラインで部会を開催しました。11名が参加し、文化祭に向けてどのような活動をしていくかを共通理解しました。
●「コロコロおばちゃんの会」堀江さんと、食品ロスについて考える会(8月19日)をしました。
「コロコロおばちゃんの会」は、年3回「エシカル食堂」を開催したり、石井町役場や町内各学童クラブ、JA名西郡の協力を受け、フードパンドリーやフードドライブ活動を実施したりしている会です。今回は、エシカル食堂代表の堀江祐加さんをお迎えし、これまでの、そして、これからの活動について、また、H29年から続けている活動への思いなどをお話ししていただきました。
部員からの質問タイムでは
Q「活動を続ける中で地域の人との絆が強まったとのことですが、具体的にはどんなときに感じますか」
A「お礼の手紙に『ぼく、おばちゃんお野菜大好き』と書いてくれているとき。買い物をしているときに『エシカルのおばちゃーん!また行くけんな!』と手を振ってくれるときも。そんなことがあると、長く活動を続けていきたいなと思うんです」
Q「野菜嫌いなど、偏食の人はボランティアに参加できますか。また、偏食の子どもはエシカル食堂に来ることありますか」
A「家では食べないトマトを『おいしい!』と言いながらたくさん食べ、それを見た家族が驚くことがある。また、こっそりピーマンやにんじんを細かく刻んで入れたカレーを食べた後『嫌いなもの、食べられたね』と種明かしすると子どもたちは驚く。そんな食育もできていると思います」
柔らかくて、あたたかい中に、エシカル活動への熱い思いを感じる堀江さんのお話を聞き、一緒に頑張りたいと心から思いました。
●「第1回とくしま・エシカル高校生委員会」(8月25日)参加しました。
関連記事:JRC部の活動 https://myozai-hs.tokushima-ec.ed.jp/home/page_20210309034122/page_20210330043400/page_20210330043954?frame_id=98
消費者庁の冊子に、本校のエシカル消費に関する取組が紹介されています。
消費者庁が、「徳島県内でのエシカル消費に関する取組」を広く全国に紹介し、エシカル消費の実践の参考にしてもらうことを目的として作成された「徳島県内で実施されたエシカル消費に関する取組事例集」(令和3年3月発行)に、本校の取組が紹介されました。
★出典:消費者庁ウェブサイト https://www.caa.go.jp/future/project/project_004/efforts_001/
(掲載ページ)
p13「Go! Go!エシカル」わくわく徳島プロジェクト 高校における「エシカルクラブ」推進事業
・名西高校のエシカル消費啓発キャラクター「うさカルちゃん」のクリアファイル、付箋、ペンなどグッズによる地域への啓発活動や、牛乳パックで椅子を製作し地域の保育園に届けるアップサイクル等について紹介されています。
p35「学校の取組—エシカル消費をテーマに取り入れた『総合的な探究の時間』」
・週に1時間の「総合的な探究の時間」。その3年間のテーマに「エシカル消費」を位置づけて取り組んでいる本校の事業内容や、1年生の学習内容例、生徒の反応、地域との連携等についての報告です。
今回、学校関係では唯一名西高校を紹介していただいています。このことを励みに、今年度も精一杯取り組みます!
HPに「エシカル教育」のコーナーができました
このコーナーでは、名西高校の「エシカル教育」について発信していきます!
本校では、毎週木曜日の「総合的な探究の時間(藤波タイム)」の中心テーマに、「エシカル消費(道徳的消費)」を位置づけて全校生徒で取り組んで3年になります。また、エシカルクラブ(JRC部と兼部)も、エシカル消費の意義を推進する活動に取り組んでいます。昨年度(2021〈R2〉)は、次の3つの柱を設定し、活動しました。
うさカルちゃん
1 藤波タイム
学年 | 1年 | 2年 | 3年 |
内容 |
・身近な不思議について、探究活動に挑戦。 ・「エシカル消費基礎講座(全8回)」でエシカルについて学ぶ。 ・クラス発表やポスターセッションに挑戦! |
・自分の進路目標に関係するエシカル消費について探究する。 ・同じ分野について調べている仲間とグループで研究。そして中間発表会! ・もう一度、個に戻り、グループで研究する中で生まれた新たな課題について研究。 |
・自分の進路に関わるエシカル消費、関係する製品とその背景を探究。 ・2年半かけて探究してきた内容を踏まえながら、志望理由書を作成。
|
2 文化祭 — みんなで応援消費! —
地域の社会福祉法人カリヨンの「れもん」の皆さんがつくられた、かわいいアクセサリーや雑貨を委託販売しました。展示では、フェアトレードマークや商品について紹介し、フェアトレード商品が身近にあることを伝えることができました。
3 地域の方々とともに学び、行動する
地元の「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの活動に参加し、回収コンテナのイラストを担当、地域の学童や役場に設置して、フードドライブを呼びかけました。
また、フェアトレードを考えるために、地元の方とのオンライン会議に参加しました。
※ 関連するホームページの記事を後に再掲しています。ご覧ください。
○ 名西高校エシカルクラブ、今年は「チャレンジ校」として頑張ります!!
エシカル消費をテーマに行う「総合的な探究の時間」も3年目、今年はドイツの姉妹校との交流も取り入れ、幅広く、継続的に啓発活動とエシカル消費活動にチャレンジします!
※再掲載記事です※
●文化祭がありました!
投稿日時 : 2020/09/11 Web管理者
9月10日(木),文化祭が開催されました。JRC部は,家庭クラブ,保健委員会と合同で「エシカルランドへようこそ」というテーマで,ペットボトルのキャップの重さ当てクイズや,「エシカル」に関するクイズラリー,牛乳パックで作った椅子の販売などを行いました。また,石井町の社会福祉法人カリヨンのれもんさんご協力のもと,商品の委託販売もさせていただきました。非公開ではありましたが,多くの方に来場いただきました。ありがとうございました。
●ZOOMでフェアトレードについて考えました!
投稿日時 : 2020/09/25 Web管理者
9月19日(土),だしソムリエの河口晶さんとNPO法人パルシックの木村優江さんによるフェアトレードについて考えるZOOM対談が行われ,名西高校からは私たち部員と一年生の希望者が参加をしました。
お二人から,フェアトレードと私たちの暮らし,フェアトレードが創る
未来などについてわかりやすく教えていただきました。
● オープンスクールで牛乳パック椅子の製作をしました!
投稿日時 : 2020/10/10 Web管理者
オープンスクールで部活動見学に来てくれた中学生の皆さんと一緒に牛乳パック椅子の製作を行いました。 本校のJRC部の活動について,中学生の皆さんに知ってもらうよい機会となりました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座~動物福祉,オーガニック~
投稿日時 : 2020/10/15 Web管理者
10月15日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第5回目を開催しました。講師は石井町の自然派ハム工房「リーベ・フラウ」の店長で獣医師でもある近藤保仁さん。まず,近藤さんが修行されたドイツのお話がありました。1頭の豚を余すことなく食用として利用すること,自分にあった適量で買うことができること,洗えば再利用できる瓶を国内では缶より大切にしていること,ゴミの分別はかなり前から行われていることなど,エシカル先進国とも言えるドイツのお話は興味深いものでした。また,輸入肉にはEUでは全面的に使用が禁止されている肥育ホルモン剤が使われていることなどを知ったうえで健康に過ごせる食生活をみんなで考え,広めていって欲しいという強いメッセージをいただきました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座 ~徳島県の取り組み~
投稿日時 : 2020/11/13 Web管理者
11月12日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第7回目を開催しました。講師は,徳島県消費者くらし安全局消費者政策課係長の阿部歌奈子さん。消費者庁と徳島県の関わり,県が消費者庁徳島オフィスとともに取り組んできたエシカル消費に関するプロジェクトの数々,れんこんや藍染め,地産地消を例示しての徳島ならではの環境や地域に配慮した消費,など,様々な徳島県の取り組みを説明してくださいました。未来のため,地域・社会のため,人のための消費をすることが自分の幸福度アップにつながり持続可能な社会をつくることにつながる,という熱いメッセージが印象に残りました。
●エシカル消費基礎講座~地産地消,応援消費,オーガニック~
投稿日時 : 2020/11/27 Web管理者
11月26日(木)の7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第8回目を開催しました。講師は,コワーキングスペース「和みプラザ」運営管理者の安達和美さん,徳島エシカルネットワーク美馬代表の大谷茜さん,そして本校卒業生でエンジニアの渡邊啓道ジョージマーフィーさん。普段から本校にいろいろ協力してくださっている方々ですが,今回は地産地消,応援消費,食品ロス,オーガニックなどについての話をパネルディスカッション形式で進行してくださいました。地元の事例を出しながら,今後の消費活動で私たちに心掛けてほしいことや意識してほしいことを,とても親しみやすい雰囲気の中で気さくにお話しいただきました。
● 1年生 エシカル消費基礎講座 ~貿易ゲーム~
投稿日時 : 2020/12/03 Web管理者
12月3日(木)の6,7限目に,1年生総合的な探究の時間「エシカル消費基礎講座」の第9回目を開催しました。講師は,四国大学の加渡いづみ教授。今回は貿易ゲームを通して世界の国々の結びつきの仕組みを体験する中で,今自分にできることは何かについて考えることができました。様々な国々が助け合う,分かち合う,話し合う,つながり合うことで,自国だけでなく互いの国々が幸せになる地球になれる実感をゲームを通して得られることができました。またそのことによって,「普段の生活の中で何か物を買うときに,(自分の満足)+(誰かのため,どこかのため,未来のため)を意識してほしい」という加渡先生からのメッセージをしっかり理解して受け取ることができました。
●JRC~フードドライブ活動のお手伝いをしました!~
投稿日時 : 2020/12/23 Web管理者
石井町のコロコロおばちゃんの会からフードドライブのお話をいただき,回収コンテナのイラストを作成するお手伝いをさせていただきました。フードドライブは,「買いすぎてしまった食品」や「食べきれない食品」をフードバンクに寄付し,食材を必要とする団体等に届けるボランティア活動です。写真は,石井町役場一階のフードドライブコーナーです。寄付していただける食品がありましたら,皆さんもぜひご協力をお願いします。
●JRC~とくしまSDGs未来会議に参加しました!~
投稿日時 : 02/22 Web管理者
2月19日(金),とくしまSDGs未来会議にオンラインで参加しました。
四国大学の加渡いづみ先生を中心として,城北高校の生徒の皆さんと県内の経営者や企業に勤める方との意見交換会が行われました。テーマは「高校生が本気で選ぶ!こんな企業で働きたい」です。企業と高校生それぞれの視点からSDGsの取り組み,収入格差や男女差別等の問題について様々な考えを聞かせてもらうことができました。
会議に参加した部員達からは,ダイヤモンドランキングを活用した質問の結果や考察などが丁寧にまとめられていてとても分かりやすかったと感想がありました。
■ 県立学校へ送付される
チラシ、パンフレット等
の取扱いについて