学校生活

2022年10月の記事一覧

総合的な探究の時間 1年生「エシカル消費基礎講座」第5回を実施しました。テーマは「フェアトレード、SDGs」

・10月27日(木)だしソムリエ 河口晶先生, NPO法人パルシック 木村優江先生

 テーマ「フェアトレード、SDGs など」

 今回は神奈川県の木村さん、地元石井町の河口さんと学校を結んでオンラインで講義をしていただきました。
 パルシックは民際協力(人と人が国家の壁を越えて助け合う)を行うNPOで、東ティモールで現地の人とコーヒー豆の栽培・生産し、輸入販売などをしています。木村さんから東ティモールでのパルシックの活動の様子を教えていただき、自分たちが知らないところで生産者、消費者、社会の三方が幸せになるような取り組みがなされていることを知りました。今の自分には同じことはできませんが、知ることで何かしら行動が変わると思います。知ることは大切なことです。また、本校では文化祭でパルシックが扱うコーヒー豆や食品を毎年販売しています。小さな事かもしれませんが、自分たちでフェアトレード商品を販売したり購入することでフェアトレード商品を社会に広めていくことができます。これは今の自分たちにもできることです。
 河口さんは「物の価値とは」というお話でした。日本の物の価格は外国と比較すると安いが、日本の最低賃金が主要国内で最低である。オーストラリアは賃金が高い割に物価が高い。同じ物でも国ごとに価格は違う。そこでその物の価値を認識することが大切になってくる。自分や身の回りの価値を認識して唯一無二の価値、ここにある価値を向上させ、そして他者の応援をしたりフェアな関係を結ぶことで自分や身の回りの価値を再認識して、というサイクルができればいい。などのお話がありました。

【感想の一部】 

・フェアトレードで公正な取引をすることで世界の多くの人が救われることは聞いていたが、その仕組みがよくわかった。

・人々が助け合い、支え合い、対等な関係を築いていくことが大切だと思った。

・フェアトレードのことをよく知ることができた。これからはコーヒー豆やいろんな物でフェアトレードのマークを見つけて買いたいです。

・外国人にとって日本人が普通に思っていることは普通じゃなく人気なのだということを知りました。日本の価値を再認識していきたいです。

【探究のタネ】 ・見えない価値を想像し認識する  ・価値を高めるには   ・フェアトレード

        ・公平さと価値  ・キャパシティ・ビルディング  ・ソーシャルプレミアム  など

避難訓練を実施しました

10月27日(木)2限目に,地震を想定した避難訓練を実施しました。生徒へは告知をしないでの実施でしたが,生徒は慌てることなく,冷静に避難をすることができました。また職員は,初期対応から訓練終了時までの一連の流れを確認しました。

今回の研修をきっかけに「命の大切さ」を再確認をし,安心・安全な学校づくりを目指していきます。

 

 

 

 

 

 

 

図書委員会:読書週間の展示

10月24日(月)から11月4日(金)までは「読書週間」です。

10月21日の放課後、中間考査が終わってほっとした気持ちになっている図書委員会のメンバーが図書室に集まり、読書週間のための特集を展示しました。現在,名西高校の本館は外壁工事のため窓を開けることができません。ブラインドをおろしたままの北側を利用して県内の図書委員がお勧めする電子書籍の紹介文を展示しました。

 

生徒のみなさんは、一度図書室に見に来てください。

職員研修を行いました

中間考査中に職員研修を行いました。

内容としては,「コンプライアンス」,「授業改善」,「防災校内研修」について職員全体で学び,情報共有を行いました。教育公務員としての自覚や,大切な生徒の学び,命の大切さについて再確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徳島グローバルスタンダード人材育成事業(総合的な探究の時間 1年生「エシカル消費基礎講座」第4回)を実施しました。テーマは「エシカル・ファッション、サステナブルファッション」

・10月6日(木)一般財団法人unisteps共同代表、エシカルファッションプランナー 鎌田安里紗先生

 テーマ「エシカルファッション、サステナブルファッション」

 徳島県出身で、国内だけでなく世界に向けてエシカルファッションを広める活動をされている、鎌田安里紗さんを講師に迎え、エシカル消費基礎講座を実施しました。おしゃれやファッションが大好きだった高校時代に台頭してきたファストファッションによって安い服が増えたが、その背景として生産者の労働環境の悪さや環境への負荷などたくさんの問題があることを知り、ファッションの課題を発信し始めたそうです。服はどんな素材でできていて、誰がどのように作って、そしてどのように運ばれ店で売られているのかという、服の生産背景をからめてファッションのことを詳しく教えていただきました。服を1着作るのに、ペットボトル225本を製造するのに必要なCO2と2,300リットルの水が必要なのに、そんな服が大量に作られ、そして大量に破棄されている現実(チリのアタカマ砂漠の写真は衝撃的だった)を話しているときには、服が大好きな鎌田さんの悲しみや怒りや伝わってくるようでした。また、①長く着る、②借りる、③交換する、④控える、⑤お直しする、の5つを意識してファッションを楽しんで欲しいと教えてくださいました。講義の最後の「私はファッションが大好きなので今日はファッションの話をしましたが、ファッションにはあまり興味ない人もいると思います。ぜひ皆さんが大好きなものについて、その背景などをいろいろ調べて探究活動を進めてください。」というメッセージは心に残りました。

     

 【感想の一部】

・服も環境に深く関わっていることを初めて知りました。「サステナブルファッション」が広がり、少しでも環境への負担が減ればいいなと思いました。

・服に限らず本当に欲しいものか、自分に必要なものか、ということも考えて買い物をしたい。

・私も服をたくさん買いすぎてしまうことがあるので控えようと思いましたし、1着1着を大切にしようと思いました。身近な物でもありがたいという事を日頃から考えようと思いました。

【探究のタネ】 ・5%でも10%でも自分にできることをする  ・サステナブルファッション

        ・ファッションブランドがサステナブルファッションを実現するために何をしているか

        ・服を大切にするために  など

総合的な探究の時間 1年生「エシカル消費基礎講座」第3回を実施しました。テーマは「オーガニック、動物配慮」

・9月29日(木)リーベフラウ店長、獣医師 近藤保仁先生 テーマ「オーガニック、動物配慮 など」

 今回の講師さんは、地元石井町でソーセージなどの販売をしている「自然派ハム工房リーベフラウ」店長の近藤保仁先生。リーベフラウでは添加物を一切使わない安全安心な商品が作られていますが、これは近藤先生のドイツでの修行経験が影響しているそうです。ドイツの肉屋にはマイスター制度があり、マイスターの指導の下、屠殺から商品加工までが行われています。その際、豚一頭すべての部位を使用し、命を無駄にしないということをお聞きしました。血のソーセージもあるそうです。また、輸入肉に含まれるホルモン剤(エストロゲン)や遺伝子組み換え食品の健康への問題点を教えていただきました。価格だけでなく健康や環境問題などを考えて、購入する食品を選択することの重要性に気付くことができました。

        

【感想の一部】

・環境先進国のドイツは昔から様々な取り組みをしていてすごいと思った。これからは自分の体に気をつけて食品を買うようにしたいと思った。

・バーベキューの営業は食品ロスを防ぐ意味もあるということを聞いて素晴らしいと思った。また、ドイツのお話で出てきたデポジット制について知りたいと思った。

【探究のタネ】 ・サステナブル ・トランス脂肪酸 ・成長ホルモン ・食品ロスを防ぐ ・健康に良いもの

        ・デポジット制 など