学校生活

2024年1月の記事一覧

3年生 人権学習ホームルーム活動をしました

3年生 「結婚差別について」考え話し合いました

1月16日(2回に分けて実施したHRも)、高校最後の人権学習HR活動のテーマは「結婚差別について」でした。

⑴ 学年アンケート

 今回は、「アンケートをしてみたい」という生徒の提案があり、事前アンケートからスタートしました。

 アンケート1 (自分の)結婚相手に求める条件は?

 アンケート2 自分の家族に結婚を反対されそうな要因は?

1,2ともに、人柄、犯罪に関わること、年齢、生活面、経済面のことなどさまざまな意見がでました。2の「反対されそうな要因」については、1を裏返したもの、たとえば1「計画性がある人」に対して、2「だらしない人」「しっかりしていなさそうな人」などが挙げられていました。1については、一緒に生活をし、生きていく相手ということで、「自己肯定感が高い」「笑いのツボが同じ」「食の好みが合う」など、具体的な内容が多かったです。

⑵ なぜ、家族はそれらの要因で反対するのか考える

 続いて、なぜ家族が「アンケート2」のような内容で反対するのかを考え、話し合いました。

 そして、「我が子の幸せを考えるから」「世間の目を気にするから」「(我が子の)結婚相手も家族になり、関わる機会も増えるから」というような意見が出ました。

 

※ 意見を共有(1枚目)       ※登場人物を色分けしてまとめる(2枚目)    ※十字のグラフに書き込む(3枚目)

⑶ 人権学習資料集『じんけん』を使って ― 結婚に反対するいくつかのケースについて考える ―

各クラスで、資料集『じんけん』に掲載されている、結婚に反対される5つのケースの中からいくつか選び、登場人物それぞれの気持ちを個々で考えました。

その後、あるクラスは、班で共有してから一つに絞り、黒板に示した十字のグラフ(縦軸:当事者の幸せを考えている・世間体を気にしている 横軸:結婚に賛成・反対)に書き込み、それぞれの気持ちの傾向を分類しました。すると、感じ方が班ごとに違うことが分かりました。

また、あるクラスでは、各班から出た登場人物たちの気持ちをまとめ、それをもとにセリフを考え、代表メンバーがロールプレイング(役割を演じる)に挑戦しました。同性の二人がパートナーとして生きることを親に伝え、初日は反対されたため、次回は応援してくれる友人と3人で説得するという設定でした。最終的に結婚が認められたこと、演じた人の迫真の演技に大きな拍手が送られました。「感動した」「すごかった」等の感想も聞こえてきました。

人生の大きなステージである「結婚」。だからこそ、さまざまな人権課題に向き合う可能性があります。当人同士の気持ちは決まっているのに、なぜ反対されることがあるのか。幸せな結婚とはなにか。その実現のためになにをすべきなのか。

今日の学びを忘れないでくださいね。

※ 結婚について話し合う4人(1枚目)              ※ 2度目の話し合いに向けて作戦会議(2枚目)

 ● みんなが考えたこと ― 今回学習したことを踏まえて、このような結婚差別が起こらないようにするために、あなたにできることは何か書いてみよう ―

・否定から入るのではなく、いろいろな意見を聞いて、少しずつ理解していくことが大切。

・正しい知識を吸収し、理解を深め、周囲と考えや意見を共有してみる。

・周りの人の目を気にするよなことがなくなると、幸せに生きられると思った。

・いろいろな人がいるなかで、いろいろな生き方の形がある。偏った考えで決めつけてはいけないと思った。 

第3学期始業式が実施されました。

第3学期始業式が実施されました。

始業式では、学校長より次のようなお話がありました。

 自分の成長を実感できる3学期にしましょう。 3年生は残り少ない高校生活を大切に、1・2年生は翌年の0学期として良いスタートがきれるようにしましょう。 令和6年のスタートです。いいきっかけですので、新年の目標を立てましょう。

 私の目標は「本気の本気」です。 ちょっとした「挑戦する勇気」を持って、そしてやるときには「本気の本気」で取組むという目標です。 みなさんにとって、令和6年がよい1年となることを願っています。

始業式でも、校歌斉唱があり、名西高校へのみんなの思いも深まる感じがしました。

その後、各学年にて服装頭髪検査があり、各学級にてホームルーム活動が行われました。

 今年も頑張っていきましょう。