学校生活

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第4回 人権学習HR活動

11月14日㈫ 「あなたならどう答えますか?」ー同和問題についてー をテーマに人権学習HR活動を行いました。小、中学生の頃に既に学んだ生徒も多くいましたが、本校でも改めて部落史を学び直し、この問題についての基本的な知識を深めました。

もし自分が差別される側だったとしたら? それを打ち明けられる側だったとしたら? その問題に直面したとき自分ならどうするか? などさまざまな立場になってグループで考えを共有しました。授業を終えての生徒の感想をいくつか紹介します。

●「部落差別のDVDの説明を聞いているとき、アイヌ民族の差別と似ているなと思いました。SNSでも差別の文句が書き込まれているんだと知りました。」

●「被差別部落について家族とも話そうと思いました。少しでも多く知識をつけて周りの人に聞かれたときに説明できるようにしたいです。」

●「自分自身が差別をしないのは当然ながら、誤った情報に流されないことも必要だと思った。また、誤った情報に飲み込まれている人が周囲にいたら、正しい情報が伝えられるようになろうと思った。」

●「悪い偏見や差別は、その人自身を知らないまましてはいけないと思った。」

 

被差別部落に、明確な定義はありません。各時代に差別する側の意図や都合で起こり今もなおこの日本社会に残り続けている曖昧なものです。いつまでも変わらず差別され続ける場所などあるのでしょうか。この多様性が謳われる時代にこそ、今一度一人ひとりの宝物である人権について知り学び、皆で考えていきたいです。

人権国際理解教育講演会「アフリカ少年と多様性のある社会」を実施しました。

講師は漫画家の星野ルネさんでした(あいぽーと徳島 人権啓発事業)

星野さんのお話を聴いて、人権のこと、グローバルに生きることについて考えました。

講師の星野ルネさんはカメルーンに生まれ、幼少期に日本に移住され育ちました。アフリカ人のルネさんはその見た目から、日本で「英語が話せる」「走るのがものすごく速い」というイメージをもたれることが多く、こどものころプレッシャーを感じたそうです。また、カメルーンに一時帰国した際には、カメルーンの人たちから「日本人はみんなとても裕福なんだろう」と言われ驚いたそうです。そのような体験を、ルネさんは漫画や講演会を通して、ご自身の考えを交えて発信しています。

人は、見た目や出身地などの少しの情報をもとに固定観念をもって言動してしまうことがあります。ときにそれが、他者を傷つけてしまう場合もあります。ルネさんのお話で、誰もが広い世界に目を向け、多様な人々、様々な価値観と出会っていけば、世界は変わるのではないかと感じました。素敵なご講演をありがとうございました!

 

 

家庭基礎:防災食の試食を兼ねた調理実習

 

 2学期の調理実習が始まりました。今回の実習では、アルファ米のおにぎりと豚汁、デザートに「ういろう」を作ります。アルファ米は保存期間が長く、水やお湯を注ぐだけで簡単にご飯が作れる防災食・非常食として役に立ちます。

生徒たちが身につけているエプロンは家庭基礎の授業で制作したものです。

 

消費者教育出前授業

10月31日(火)に令和5年度「学校における消費者教育を支援するための出前授業」が行われました。

講師:豊永 真史(とよなが まさひと)先生 (小出・豊永法律事務所 弁護士)

講座名:「成年年齢引き下げ」と契約  対象:第2学年

豊永先生は詳細な資料を提示しながら「契約とは何か」「若者が陥りやすい消費者トラブル」「成年年齢引き下げの意義」「実際に徳島県で起こった消費者被害」などを明解に教えてくださいました。特にSNSやインターネット上のトラブルは誰の身にも起こる可能性があり、生徒もメモを取りながら熱心に聞いていました。

生徒の感想文をいくつか紹介します。豊永先生、ありがとうございました。

・成年年齢引き下げは若年者の積極的な社会参加を促すためだと知り、新しい発見がありました。

・やがて成年年齢に達するという自覚は私にはまだありませんが、そのときに向けて正しい知識を身につけていきたいです。

・消費者被害に遭わないためにも、契約する際にはその場で判断せず、冷静になって誰かに相談しようと思いました。

・徳島県でも大きな詐欺事件があったことを知り、驚きました。被害に遭わないためにもたくさんの知識を身につけたいです。

・18歳に成年年齢が引き下げられたことによって、これまで以上に自覚と責任を持たなくてはいけないと感じました。

 

校内人権学習映画会

10月24日(土)に校内人権学習映画会が行われ、『20歳のソウル』(秋山純監督)を鑑賞しました。

後期人権委員会委員長・副委員長の挨拶にもありましたように、この映画会は1年に1度、全日制・定時制ともに同じ作品を観て、感動を分かち合い、話し合いの時間を持つ意義ある1日です。

20歳という若さでこの世を去った青年の生き方、仲間との友情、家族の愛など、深く考えさせられる素晴らしい映画でした。生徒の感想文をいくつか紹介します。

・私たちがこうして朝起きて、家族が用意してくれた朝食を食べ、学校に行きいつものように授業を受けて、休み時間には友達と楽しくおしゃべりする・・・普段何気なく行っていることは全部当たり前のことではないのだなと感じました。(1年)

・「朝起きて、生きていられるという小さなプレゼントに喜びがある」という言葉から、一日一日を生きるということがとても大切なことなのだと思いました。(1年)

・高校生活の3年間はあっという間に過ぎてしまいます。もし今日でこの生活が終わってしまうとしたら、私は「楽しかった」と自信を持って言えないと思います。そうならないためにも、高校生でいられる残りの時間も私なりに全力で楽しもうと思いました。(2年)

・大義のお母さんが彼を大切にしていることが伝わってきて、家族に支えられているという状況が私と重なりました。もっと家族に感謝し、大事にしたいという気持ちが強くなりました。そして、高校の友達も本当に尊いものだと思いました。(2年)

・吹奏楽部顧問の髙橋先生の言葉が強く印象に残りました。「良い音楽をつくるためにはまず友達のことを知っていなくてはいけない」「できないのとやらないのは違う」「やりたいなら乗り越えろ」などです。先生の言葉一つ一つに胸を打たれました。(3年)

・私もあと何年生きられるか分かりませんが、「人生が短かった」と感じられるくらい、充実した人生を送りたいと思いました。そして私も大義さんのように、何かこの世で生きていた証をつくりたいと思いました。(3年)

 

「名高スピリット2023」が策定されました!

生徒会を中心として進められてきた「名高生のあるべき姿」「規則やルールはどうあるべきか」「生徒心得の見直し」についての議論を踏まえた「名高スピリット2023」が全校生徒の承認により策定されました。

創立100周年という節目に、これからの名西高校をみんなでつくっていくための貴重な一歩が踏みだされました。

 

 

その後、生徒会役員選挙結果発表、創立100周年記念式典に向けた校歌練習が行われました。

 

久しぶりの校歌斉唱に改めて、自分たちの母校を感じたひとときでした。

 

創立100周年記念モニュメント完成披露式を行いました。

 本校は今年創立100周年を迎えます。それにあわせて制作していた創立100周年記念モニュメントが完成し、10月18日(水)午後、多数のご来賓、生徒、教職員の参加のもと、披露式が行われました。モニュメントのタイトルは「結実」。本校美術教員の髙丸公相教諭が中心となって制作し、全日制、定時制の全在校生が仕上げの磨きに携わりました。名西高校のシンボルとして私たちをずっと見守ってくれるでしょう。

        

                  

生徒会役員選挙が行われました。

10月17日(火)、令和5年度後期・6年度前期生徒会役員選挙が行われました。

名西高校では毎年、石井町選挙管理委員会のご協力をいただき、公職選挙用の投票台と投票箱を使った投票方法を実践しています。

最初に生徒会書記長、副会長、会長候補者の応援演説と立候補演説を真剣に聞きました。

投票方法について説明を受けたあとは、「政治参加とは何か」「若い世代の投票率は何%くらいか」「政治を自分ごとに結びつけるにはどうすればいいか」などの、ミニ講座を受講しました。

公職選挙では、最初に投票所に出向いた人が投票箱の中に何も入っていないか、チェックする作業があるそうです。

本日はそれに倣い、生徒の代表2名が投票箱を確認しました。

そのあと順番に投票を行い、私たちの期待を込めた一票を投じていきました。

公職選挙においても、本日の投票と同じように、私たちの大切な一票を行使したいと思います。

 

 

 

「第26回ボランティアフェスティバル」「17回こども美術展」「みらいフェスタ」に参加しました

石井町のイベントで地域の人と触れあう時間。書道と美術の作品もたくさん出品しました!

雨が心配されましたが、当日は爽やかな秋晴れ。会場の石井町公民館には、スタッフを含めると、のべ3000名近くの方が訪れたそうです。名高からはボランティアとして18名が参加しました。そして、幅広い年齢のたくさんの方と出会うことができました。石井町の一員として過ごす秋の一日。4年ぶりのイベントは大盛況でした。

●「第26回ボランティアフェスティバル」

 石井町の20近くあるボランティア団体の皆さんが、フライドポテト、わたがし、手づくり寿司、うどん、くじ引き雑貨等を販売。名高JRC部もお世話になっている、エシカル子ども食堂の「コロコロおばちゃんの会」福祉施設「れもん」さんのブースも盛況でした。ホールで開催された「おゆずりします」では、リユースの子供服・チャイルドシート・絵本などが無料(一部有料)で配付されていました。

 

(写真)・名高生ボランティアの掲げるプラカードの前に、入場を待つファミリーの行列が(左) ・本部で待機して受付等も頑張りました(中)

・名高生ボランティアもブースで販売のお手伝い(右) 

●「17回子ども美術展」 ―名高美術科、書道科の作品も展示されました―

2階には名高の美術と書道の大作が展示されました。たくさんの方が足を止め、美しい作品に見入っていました。

●「みらいフェスタinいしい」 ―お仕事体験で世界を広げる― 

助産師さん、写真屋さん、美容師さんのお仕事体験に、小さな子どもたちがたくさん参加しました。

名高生はボランティアとしてお手伝いをしました。子どもたちは上手にナースキャップをつくっていました。

カメラマンとして、家族の写真を撮ったり。科学実験もとても楽しそうでした。

 【感想】

●初めてボランティアに参加してみて、不安な部分があったけど、たくさんの人と接することができてすごく楽しかったです。
●小さい子たちがなにかに真剣になっている姿に心打たれました。私も音楽を真剣に学びたいなと思いました。
●地域のいろいろな人達と関わることができて楽しかったです。
●一緒に本部にいた方々とたくさんお話できたり、お客さんの案内ができたりしました。今度は「子どもクリスマス会」にも参加しようと思っています。とても楽しみです。
●いろんな人と関わることができてよい経験になりました。次回からはもっと周りを見て行動できるようにしたいです。
●人と関わることは楽しいことだと改めて思った。
●今回のボランティアで私は自分から率先して何かをすることができるようになりました。今までは指示を受けてすることが多かったですが、少し成長できたかなと思います。これからも言われてからではなく自分からできるように頑張っていきたいです。