2023年12月の記事一覧
「名高こども食堂」へようこそ!
「名西高校独自のこども食堂をやってみたらどうですか」という言葉から
12月9日(土)、「名高こども食堂」を開催しました。
名高生は、JRC部(エシカルクラブ)のメンバーを中心に、石井町の「コロコロおばちゃんの会」が主催する「エシカルこども食堂」に、ボランティアとして参加を続けてきました。そして、今年の6月、その代表者の堀江祐加さんや、「とくしま こども食堂ネットワーク」の佐伯雅子さんに、
「名西高校独自のこども食堂をやってみたらどうですか」
と声をかけていただき、3年生の森長碧乃芭さんを中心に準備をすすめ、定時制と全日制合同で「名高こども食堂」を開催することができました。
① まずはアンケート「こども食堂を知っていますか?」。そして告知と募集
まずは、森長さんが名西高校のみんなに「こども食堂を知っていますか?」というアンケートをしました。その結果、「こども食堂」について知らない人が半数近くいることが分かりました。また、「こども食堂」はだれもが集える「安心できる居場所」だと思っていない人もたくさんいました。そこで、今回のこども食堂に関する「私たちの目標」が決まりました。
名高生に「こども食堂」の存在を知ってもらい、いつでも(大人になったときにも)気軽に参加できるということをみんなに伝えたい。
ボランティア参加者は、JRC部員7名と、定時制全日制の有志15名の合計22名に。事前に何度か集まって準備すべきことについて考え、情報共有しました。3年生の勝浦菜々美さんはポスターを作成してくれました。
※ ポスターはクリスマスの色合いです(左写真) みんなで集まり相談と情報共有(中・右)
食材のほとんどは、コロコロおばちゃんの会より分けていただきました。前日にもとれたての野菜を届けていただき、当日は調理の応援にかけつけてくださりました。参加してくれる子どもさんやご家族を募集するときには、石井町のボランティア団体の方にご支援やアドバイスをいただきました。
② 前日準備
期末考査が終わった午後、前日準備をしました。会場の大掃除に飾り付けなど、楽しみながら作業しました。
※ 黒板とホワイトボードには楽しいイラストを(左写真) 楽しい空間になるように飾りました(中) 食器やお鍋を洗って準備万端(右)
③ 「名高こども食堂」へ、ようこそ!
いよいよ当日です。午前11時、子どもたちと保護者の方あわせて約30名が来てくださいました。
ボランティアのメンバーは、まず、子どもたちをお迎えするチームと、調理の準備をするチームの二手に分かれました。ご飯はみんな一緒に食べました。後半も子どもたちと遊ぶチームと、後片付けをするチームに分かれて役割分担しをました。
メニュー : ハヤシライス 野菜サラダ ホットケーキ |
来てくれた子どもたちと、絵本のよみきかせや折り紙などいろんな遊びを。できあがったばかりのハヤシライスととれたて野菜のサラダにホットケーキ。みんなよろこんで食べてくれました!
ご飯を食べ終わったあと、まずはミニコンサートを開催♬。ピアノ、打楽器、サックス、バイオリンと歌声でクリスマスソングを楽しんでもらいました。そのあとは学校を少しだけ探険して、美術や書道の作品を観てもらいました。そして、体育館での自由時間。いただいたみかんや名高のクリアファイルを賞品に、急きょ、じゃんけん大会もしました。
はじめてのことで戸惑うこともたくさんありましたが、素敵な1日になりました。次に繋げることができるよう、頑張りたいと思います!ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました。
④ 「名高こども食堂」を終えて ― 感想 ―
● 保護者の方からのことば(一部)
・今日はありがとうございました。たくさんの高校生のみなさんに遊んでもらって子どもが楽しそうで、見てて嬉しくなりました。
・はずかしがりやな我が子たちですが、優しいお兄さんお姉さんのおかげで、とても楽しく過ごせました。また機会があれば、ぜひ参加させていただきたいです。
・一生懸命にがんばっている姿に胸がキュンとなりました。また、次回を楽しみにしています。料理も音楽も最高に良かったです。ありがとう。
●ボランティアに参加した名高生の感想(一部)
・子どもたちに心開いてもらうのはなかなかむずかしかったです。今回は、できるだけ周りを見て行動したり、子ども達にお姉さん目線で話さないで、同じ温度で楽しんだりすることを心がけました。同じ温度で遊ぶと楽しくて、子ども達もお母さん方もすごく楽しんでくれました。
・学校ですることによって、また違うこども食堂になったと思うし、こどもたちも学校探検や体育館で遊べて楽しそうだった。
・たくさんの人とふれあえて、人のためになにかをすることはとても良いことだなと参加して思いました。最後参加された保護者の方からの感謝のお言葉、本当にどの方からのお言葉もとても心に響きました。また、このような機会があったらぜひ参加したいです。
・読み聞かせが大好きです。初めは眠たそうに聞いていた子の目がきらきらしてくるさまがたまらなく好きです。
・知っている人の多少に関わらず、物怖じせずに動けたらいいなと思いました。
・みんなが楽しめる空間になったと思います
・今回のこども食堂はたくさんの方々の支えがあってできたことだと感じました。私は調理を担当して、初めは指示を受けて作業をしていました。でも作業をするにつれて自分がやれば良いことを見つけて、私の役割を果たすことができました。これから、積極的に自分から行動することが得意であると言えるように頑張っていきたいです。
子ども食堂を通して、みんなで食事をする楽しさを改めて認識できた。今、子供の孤食が増えているため、このような食堂を設けて子供たちとってもいい影響になったと思います。
・子供たちから元気からもらうことができました。子供と触れ合えるよい機会だったので、次回は卒業して名西高校では参加できないですが、どこかで参加できる機会があれば積極的に参加したいです!!
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