学校生活

2022年9月の記事一覧

9月26日(月)「神山町を知りたい!感じたい!伝えたい!」(徳島グローバルスタンダート人材育成事業)

9月26日(月)「神山町を知りたい!感じたい!伝えたい!」

 ― お隣のすごい町、神山町に行ってきました ―

   名西高校は名西郡石井町にあります。さて問題です。名西郡は2つの町で構成されていますが、もうひとつの町はどこでしょう。正解は「神山町」です。

 神山町は、テレビや新聞を始め各種メディアで取り上げられ、全国的、世界的に注目されていることは皆さんご存じですね。隣にあるすごい町についてもっと知りたい!神山町から学び、私たちにできることを見つけよう!そんな思いで名高生21名が神山町に向かいました。視察を終えて思いました、やっぱり神山町はすごい!。この感動を、海外姉妹校のみんなに伝える予定です。私たちを受け入れてくださった神山町のみなさん、ありがとうございました!

      

1 「進化する神山」の仕掛け人:NPO法人グリーンバレー(事務局長:竹内和啓さん)

 「日本の田舎を、素敵に変える」というコンセプトで、神山町を変化させていくためのリーダーシップをとられているグリーンバレー。事務局長の竹内さんは、神山町のこれまでとこれからのことを語ってくださいました。そして、「ちっぽけに思える小さな一歩が何かを生み出すかもしれない。何でも挑戦してみよう」と話してくださいました。

グリーンバレー事務局長 竹内さん

 

2 「地産地消→地産地食」を推進する NPO法人まちの食農教育(代表理事:樋口明日香さん)

 「私たちは地産地消を、『地産地食』と呼んでいます。みなさん、『地産地食』って、だれにとって、どんな良さがあると思いますか?」と、樋口さんから問いかけられました。お話を伺った後、「良さ」は無限に繋がっていくのだなと思いました。神山町出身の名高生が、小中学生時代、樋口さんたちと農作物を育てた経験を振り返る時間にもなりました。

3  昼食 

 午後からの研修先、城西高校神山校の近くの素敵なお店でのおいしいランチタイム。その後は、役場やサテライトオフィスのある通りを散策しました。

4 城西高校神山校「地域創造学」の見学

(一般社団法人 神山つなぐ公社:理事 梅田 學さん・秋山千草さん・神山校の生徒の皆さん、先生方)  

 午後からはまず、神山つなぐ公社の梅田さん、秋山さんのご指導のもと、城西高校神山校の生徒の皆さんとのワークショップに参加しました。その後は、神山校の皆さんが休閑地の草や木を切り、石垣で補強し、神山小麦やそばを育てている「まめのくぼ」の見学、開発中のラーメンや、手作りの味噌について教えてくださいました。

 

 神山校の皆さんが授業でおこなっている、薪割りやすだちの収穫を私たちも体験させていただきました。

5 神山を感じられる宿「WEEK神山」(株式会社神山神領:代表取締役 神先岳史さん)

 終盤は、神山校での薪割り・すだちの収穫チームと、「WEEK神山」チームに分かれました。最初に宿のそばにある鮎喰川へ。涼やかな川の流れに癒やされました。その後、おしゃれな宿泊棟とフロント・食堂を兼ねた母屋を見学させていただきました。「WEEK神山」が人と人とを繋ぐ場になっていること、地域内外の人たちとともに、未来を見据えながら「WEEK神山」をよりよい場にしようとしていることなどをお話してくださいました。

 

 【感想の一部】

自分の視野を広げられた。同じ高校生が、自分よりもすごいことをしていたので頑張らなくてはいけないという思いになった。

神山の人たちはみんな優しくて、限界を決めない人が多いと感じた。不便なことがあれば自分でなんとかすればいい。なくて困るならば、自分の技術と周りの協力でつくればいいという考え方を持っている人がほとんどだった。神山町以外でも、限界を決めない人が増えれば、どんなことでも協力してくれる、思いやりのある人も増えるんじゃないかと思った。

はじめはせっかくの学校祭の代休を使ってまで行く意味があるのかと思っていた。でも、実際に参加してみると夢中になっていた。神山町民としてなんでも知っているつもりでいたが、竹内さんや樋口さんをはじめとする、実際に地域創生に関わっている大人達の話を聞いて、自分も町民として何かできることはないかと思った。