ブログ

エシカル消費推進

1年生 第2回エシカル消費基礎講座

9月21日(木)7限目、第2回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回は2組の講師の先生をお招きいたしました。

①黒川剛史さん「海洋ゴミ問題と3Rについて」

②安達和美さん、大谷茜さん「オーガニック、地産地消、食品ロスについて」

今年度は生徒に能動的・主体的に講座に参加してもらうことをねらいとして、生徒自らが受講する講座を選択できる機会を多く設けています。

 

①黒川剛史さん「海洋ゴミ問題と3Rについて」

講師の黒川剛史さんは、「うずしおクリーンアップ」とよばれる海岸清掃活動を呼びかけ、海洋ゴミ削減にむけた活動をされています。海岸清掃で多く見つかるものは、自然分解されるのに時間がかかるプラスティックだそうです。日頃からゴミ捨てのルールを守っていても自然災害はやってきて、多くのゴミが自然環境に流出してしまいます。だからこそ大切なことは、「できるだけプラスティックの使用を減らすこと」と「3つのR」。3Rとは、リデュース(身の回りのゴミになるかもしれないものを減らす)、リユース(同じ商品を捨てずに繰り返し使う)、リサイクル(ゴミにせず、商品の素材として使う)です。きれいな海や水辺の生き物を守るための課題や対策を教えていただきました。 

(生徒の感想)

日本国内だけでなく、他国からのゴミも海を渡り海岸に流れ着くことから、私たちがゴミの処理をきちんとしなければ、国内にも外国にも迷惑をかけてしまうと思いました。食物連鎖の影響で、人間の私たちにも被害が出るので、ゴミの分別、決められた場所への廃棄を心がけたいです。 【探究のタネ】身の回りのゴミになる物を減らす 

黒川先生がリユースで「買い物の選択肢が増える」とおっしゃっていたことに納得しました。1つ1つの行動に意味があり、私も自分が実践できそうなことに取り組んでいきたいです。 【探究のタネ】生物解性プラスティック

 

 

②安達和美さん、大谷茜さん「オーガニック、地産地消、食品ロスについて」

 講師の安達和美さんは、石井町にあるコワーキングスペース和みプラザで運営管理者をしておられます。大谷茜さんはとくしまエシカルネットワーク美馬の代表をしておられます。今回の講座では、全農さんからいただいたパンフレット「お米・ごはんBOOK」をもとに、地産地消や食品ロスについてお話をしてくださいました。生徒たちに「ごはんとパン、どちらが好きですか?」と質問をしてくださいましたが、意外なことに本校1年生は「ごはんが好き」と手を挙げる生徒が圧倒的に多く、講師先生を驚かせていました。意識せずとも、地産地消ができているみたいです。食品ロスで多いものは、第1位ごはん、第2位野菜、第3位おかずということです。特に徳島はお接待文化が根付いているため、家庭でもおもてなしでも、食べきれない料理を料理しがちなのだそうです。店での手前取りや地元の会社や施設を支援するためにモノ・サービスを購入する「応援消費」をやっていきたいと思いました。

 (生徒の感想)

母と買い物を行くとき、奥の方にある賞味期限が長いものを選んでいました。食品ロスのことを考えると、手前にあるものを購入していかなければいけないと思いました。 【探究のタネ】クラウドファンディング 

今日の話を聞いて、私はたくさん食品ロスをしているなと改めて思いました。お弁当の量が多くてほぼ毎日残しているので、おかあさんに言って少なめに作ってもらおうと思いました。 【探究のタネ】地産地消で環境に優しく! 

地産地消の大切さに気づくことができたので、もっと自分の住む地域のものを食べようと思います。 【探究のタネ】地産地消

 

 

0

第1回エシカル消費基礎講座「エシカル消費とは」

 名西高校は総合的な探究の時間において、「エシカル消費」をテーマに探究活動を行っています。1年生は1学期に「探究とは何か」を体験的に学びました。2学期は「エシカル消費とは何か」について理解を深めていきます。

 9月14日(木)7限目、四国大学教授加渡いづみ先生に、本年度第1回目のエシカル消費基礎講座をしていただきました。講義の主題は「エシカル消費とは」です。加渡先生には、本校の総合的な探究の時間立ち上げの時からご尽力いただいており、今回のご講演でも非常にわかりやすいお話をしてくださいました。

 エシカル消費を3つのキーワードを使って説明してくださいました。「環境」「働く人の権利や幸せ」「地域」を考えた消費活動こそがエシカル消費です。現在、日本だけでなく世界中の国々や地域がエシカル消費に取り組んでいることを教えてくださいました。アメリカ発の循環型ショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」の仕組みには驚きましたし、感心しました。従来の使い捨てのプラスティック容器に代わって、ガラスやステンレス製の「繰り返し使える容器」で商品を回収・再利用することで、ゴミを減らしていこうとする取り組みで、日本では首都圏を中心に導入されているそうです。徳島県でこの仕組みが浸透していく日もそう遠くはないかもしれません。加渡先生のご講演を聴いて、言葉として知っているだけの「エシカル消費」をしっかり理解することができました。決して難しいことではなく、未来のために、今日からでも行動できる具体的なお話をしていただきました。

(生徒の感想)

やっとエシカル消費がどんなものなのかが分かった。自分が行動し、他の人の意識を変えることができたら、きっと未来も明るくなると思った。 【探究のタネ】フェアトレード

買うことが一票になるという言葉を聞いて、自分自身も消費する責任を考えて行動していきたいと思った。 【探究のタネ】消費は投票行動

 初めてバイコットという言葉を聞いた。すごくいいなと思った。そもそもゴミの出るものを買ってはいけないという考えでいたが、そうではなくゴミにならないように工夫したり、生産者の方ができるだけ不利にならないようなものを選んだりすれば、十分豊かに暮らせることを知った。 【探究のタネ】パーパス消費

 最近処理水問題で、国内の水産物の消費運動が高まっていることから、「消費は投票行動」という言葉がとても心に残った。自分にできることがたくさんあることを知り、これからは積極的にエシカル消費に取り組んでいきたいと思った。 【探究のタネ】パーパス消費

0

使い捨てコンタクトレンズのケース回収をはじめました!

使い捨てコンタクトレンズのケースを集めます―7月11日、スタート!―

●「名高でもできるんじゃないかな」というつぶやきから

先月、JRC部は「JRC学習会」に参加しました。そこでの他校の取組報告で、このプロジェクトのことを知りました。そして「名高でもできるんじゃないかな」という部員のつぶやきがありました。

また、同じタイミングで、校長先生と、すでに空ケースを回収していたある先生から「コンタクトの空ケースの回収活動があるんですよ」との提案があり、「アイシティ ecoプロジェクト」に参加することにしました!

  

 2階進路室前、使用済み歯ぶらし回収箱のそばです!

●コンタクトレンズの空ケースを回収すると……

空ケースを回収することで、次のような社会貢献に繋がります(「アイシティECOプロジェクトHP参考)。

⑴ ゴミとして燃やさないことでCO2削減に貢献。

⑵ 再製品化することで、限りある資源を大切に活用。→自動車や家電の部品に生まれ変わるそうです。

⑶ リサイクルによる収益は、視力を取り戻す活動に寄付。

⑷ リサイクル業務では障がいがある方に携わっていただき、自立・就労支援へ。

回収ボックスが一杯になるのはいつでしょう。みなさん、ご協力よろしくお願いします!

0

使用済み歯ぶらしを届けて、本をいただきました。

使用済み歯ぶらしの回収箱が、一杯になりました

名高の2階渡り廊下に「エシカルコーナー」があります。

そこに、牛乳パックで作った「使用済み歯ぶらし回収箱」があります。

     

    牛乳パック動物、らんたんの横にあります  いただいた本にはあたたかいメッセージが。  エシカル消費推進キャラクター「うさカルちゃん」

その回収箱が一杯になったので、使い捨て歯ブラシを引き取ってくださる団体を探しました。

そして、たくさんの方の協力を得て、「ハブラシリサイクルプログラム」を推進されている徳島市の「仲間の会」代表、木下麻衣さんのもとに歯ぶらしは届きました。

先日、来校してくださった木下さんより、SDGsについて学べる本を寄贈していただきました。図書館にあるのでぜひ見てください。

名高では、使用済み歯ぶらし以外にも、ペットボトルのふた、牛乳パック、古紙などを回収しています。日々の行動が未来や世界のしあわせに繋がると信じて、小さな活動ですが続けていきます。 

0

「第12回エシカルこども食堂」に名高生24人が参加しました

子どもたちとの時間、「コロコロおばちゃんの会」の皆さんとの幸せな時間

 

● 会場は「石井河川防災ステーション」(広域避難場所)でした

9:30にみんなで集まり、ゴミ拾いや会場設営、調理や受付のお手伝いもしました。名高生24名、全力で取り組みました!

 

10:30から受付開始。たくさんの子どもさんとご家族が来てくれました。

 

 ※代表の堀江さんのごあいさつからスタートしました。

 

● 今日のご飯も最高に美味しかったです!

 「コロコロおばちゃんの会」の皆さんの育てた新鮮なお野菜、愛情いっぱいのお料理で元気が出ました!  

 キラキラメニュー : カレーライス、野菜サラダ、酢の物、豆腐ハンバーグ、ポテトサラダキラキラ

    

 

 ● 名高生プロデュース!お楽しみ会

 ・まずは絵本の読み聞かせ(大きな絵本を3冊持って行きました。みんな真剣に聞いてくれました)

 ・ギター演奏(音楽コースの生徒による突然の演奏でしたが、素敵な音色を子どもたちも静かに聴いてくれました)  

 ・★マグネット〈ラッキースター〉でお絵かき(グループごとに描いた絵はどれも素敵でした)

 

● 後片付け

 洗い物や荷物運び、机の片付け等をみんなでしました。帰るときには心地よい疲労感に包まれていました。

【感想の一部】

今回はじめてボランティアとして参加して、子どもと接していく中でどうしたら心を開いてくれるのだろうと戸惑いもありましたが、考える時間も楽しかったです。

・最初は子供達とあまり話せなかったけど笑顔で話しかけたらみんなお話ししてくれたので嬉しかったです。お楽しみコーナーをするときに「ぼくやらない」って言っている子がいたけど、一緒にやろうって言ったら嬉しそうに参加してくれてすごく嬉しかったです。

・感謝されることが改めて嬉しいことだと感じた。

・はじめはあまり笑顔を見せてくれなかった子が、最後にはたくさんの笑顔で私も笑顔になることが出来て本当に幸せな時間を過ごさせてもらえたなと思いました。また機会があれば参加したいなとも思いました。

・今回、2回目の参加だったのですが、前回よりも生徒数・子供の人数ともに多かったので、それに圧倒されてあまり積極的に動けなかったのが反省点です。また、子供と接する機会が今までほとんどなかったので、どう接するのがいいのかわからなくて正直混乱してしまい、それに加え人見知りも発動してしまいました。ですが、その分お皿洗いや食器運びなど裏方のほうで活躍できたのは良かったかなと思います。エシカルだけではなく、自分の弱点や短所についても深く考えられた一日でした。

・ずっと小さい子たちが苦手であまり接したくないと思っていましたが、今回エシカル子ども食堂に参加し、たくさんの子どもたちとふれ合い元気を貰うことができました。そして子どもたちが好きになりました。

 

0