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エシカル消費推進

エシカル消費基礎講座(第7回)

11月11日(木) テーマ「エシカル消費に関する徳島県,消費者庁の取り組み」

   徳島県危機管理環境部消費者くらし安全局消費者政策課  阿部歌奈子 先生

   消費者庁 新未来創造戦略本部             金子 千紘 先生

 

「社会的課題の解決には、消費者一人ひとりの行動が不可欠かつ有効です。」講演を通して、改めて安さや便利さに隠れた社会的費用の意識の必要性を感じました。

 平成29年7月に消費者庁のオフィスが徳島県に設置されました。そして、令和2年7月に「消費者庁 新未来創造戦略本部」が開設されたこともあり、徳島県は消費者庁新未来創造戦略本部とともに、エシカル消費に関するさまざまなプロジェクトを進めています。県が作成した動画「エシカル消費ってなに?」を見せていただいたり、県が開発した教材を試させていただいたりもしました。また、代表生徒が「エシカル消費」意識度チェックをするなど、エシカル消費に関して楽しく学ぶことができました。消費者行政の重要性はもちろん、消費者と事業者が共通の目的をもって行動することの大切さを実感しました。

 

[感想の一部]

・徳島県のHPにはエシカルの項目があり、徳島が行っている取り組みがたくさんあることを知りました。持続可能な社会をつくるために、エシカル消費についてよく学び、フェアトレード商品を買おうと改めて思いました。【探究のタネ:食品ロス~食べ物のムダをなくそう~】

・エシカル消費はまず個人からというイメージがあったけど、SNSやメディアを活用しながら広められて、みんなでエシカル消費が取り組めることを改めて知りました。【探究のタネ:徳島県での取り組み方】

・講義の途中で行われていた「エシカル消費」意識度チェックが少し気になったので、家でやってみようと思いました。これから買い物をするときに、エシカル消費を頭においておこうと、改めて思いました。【探究のタネ:徳島県が他にしている取り組み】

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エシカル消費基礎講座(第6回)

11月4日(木) MEER代表 黒川 剛史先生  

                                      テーマ「エシカル消費で海ゴミは減らせる!?」

 「三方よし」とは日本に古くからあるエシカルな商習慣で、売り手と買い手の満足はもちろん社会に貢献できてこそよい商売という考え方です。黒川先生は、「三方よし」の観点から海のゴミ問題に関して教えてくださいました。2002年頃から急激に増えている海のゴミがペットボトルです。安く手に入る石油資源を使ったプラスチックボトルは、企業にとっては利益の増加になりますが、資源の無駄遣いにつながっている点で社会にとってはよくないことです。またプラスティックが劣化して小さな粉末状になってしまうと、今の技術では回収できないそうです。黒川さんは「消費者の行動が社会を動かす」とおっしゃっていました。社会の課題に目を向ける消費者、課題解決に取り組む企業があってこそ、良好な自然の景観や環境からのメリットを社会全体で感じられます。消費者として私たちができることから始めたいと強く感じました。

 

[感想の一部]

・先日、黒川さん主催のボランティアに参加したとき、見ただけでもペットボトルは多いと思いましたが、実際にゴミ拾いをしていると予想以上にペットボトルが多かったです。ゴミと楽しく向き合うという感覚が今までありませんでしたが、これからは楽しむという気持ちでボランティアに参加したいと思いました。【探究のタネ:ゴミを楽しむ】

・JRC部も鳴門の海のゴミ処理をしたことがあります。環境をよくするためにも、私ができることを一つでも多く取り組んでいきたいです。【探究のタネ:消費者の行動が社会を動かす!】

・私は海が好きでよく行きます。その時に毎回思うのが、やはり落ちているゴミが多いことです。これからは今よりもっと意識して、ゴミ拾いやリサイクルなどを積極的に取り組んでいこうと思いました。【探究のタネ:リサイクル】

 

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2年生 ドイツの高校生へ「エシカル消費」に関する質問

2年生は「藤波タイム(総合的な探究の時間)」にドイツ姉妹校の高校生へ「エシカル」な質問を考えました。

ファッションをテーマにしている班は「着なくなった服をどうしていますか?」という身近なことを質問したり、楽器のリサイクルについて調べている班はドイツの伝統的な楽器やその材料についての質問を考えたりしました。

日本語で考えた質問を英語に訳し、メールでドイツに送りました。

返事が来るのはまだ先になりそうですが、楽しみに待っています。

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1年生「エシカル消費基礎講座」第5回はエシカルファッションのお話でした。

●11月4日(木) エシカルファッションプランナー・環境省アンバサダー 鎌田 安里紗先生

テーマは「ファッションとサスティナビリティ(持続可能性)」でした。

 私たちにとって欠かせない存在である「服」。そんな服やファッションに関心のあった鎌田先生は、ふるさとの徳島を離れ、東京で高校生になることを選びます。そして、最先端のファッションに囲まれながらアルバイトをしているとき服が生まれる背景に疑問を持ち、「ファッションの世界にはたくさん問題があるぞ」と気付いたそうです。

 ・大量生産大量消費がもたらす地球への負荷

 ・ウールや羽などをもらう対象である動物たちの扱い方の問題

 ・プラスチック由来の服、一枚のTシャツをつくるときに必要な石油や水の量の多さ

これらの問題と向き合いながら、自分の目で確かめ、生産過程や安全性への「透明性」がしっかりしている服を選ぶ人を増やすために、様々なアクションをおこしている鎌田先生。

 私たちも、関心のあること、好きなことから、課題や問題点を見つけ、解決のためにアクションできる、かっこいい人になりたいですね!

     

【感想の一部】

●昔から私は、洋服を着ることもアイディアを生み出すことも好きでしたが、エシカルファッションのことについては考えたことがありませんでした。今日の話を聞いて、次から服を買う時に少し楽しみが増えたり、きちんとしたところで作られているのか考えたりできる機会が増えていくのだろうなと思いました。【探究のタネ:オーガニック商品について】

●オーガニックコットンが使われているものや、透明性がより高い物を探して、これから買っていこうと思いました。ポリエステルが使われている服はネットに入れるなど、環境によい取り組みをしていこうと思いました。【探究のタネ:ちいさなことこそ大切に、小さなことこそ大胆に】

●エシカルとファッションが関係していると思っていなかったので、それを知れてよい機会になったなと思いました。JRC部やエシカルクラブの活動にいかせられたらいいなと思います。【探究のタネ:水やプラスチックを使わずに服を作れるのか?】

※ エシカル消費基礎講座 第4回はこちら 

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1年生「エシカル消費基礎講座」第4回はフェアトレードのお話でした。

●10月7日(木) だしソムリエ 河口 晶先生  ・NPO法人「パルシック」 木村 優江先生

         テーマ「フェアトレードについて、深く知ろう」

   フェアトレード(=公正な貿易)は『何となくいいこと。途上国の人のためになること』と考えている人がいると思います。ですが、フェアトレードに携わる木村先生たちには「美味しくていい商品だから少し高くてもフェアトレード商品を選ぶ」ようになってほしいと願って活動されています。

 フェアトレードが実現すると、生産者がみんなで協力・工夫し、生産性が上がります。それは商品の美味しさや信頼に繋がり、よい循環が生まれます。また、フェアトレードでは、商品代とは別に「ソーシャルプレミアム」という地域のためのお金も支払われ、地域の学校の壁の修繕、集会所の建築、水を引くこと等に使われているそうです。

 そして、河口先生は、大学や高校でフェアトレード商品の委託販売ができる(今年の名高祭で実施しました!)みんなで共同購入すれば少し安く買える、「あまりに便利すぎる、安すぎる」商品には疑問を持つ、想像力を持つことが大切だと、私たちに教えてくださいました。

     くおんちゃんとうさカルちゃんのティータイム

【感想の一部】

●私は買い物をするとき、安いと嬉しくて買うことがありました。でも、製品の奥の「生産者」のことを考えて『生産者も消費者もみんな幸せになれる価格なのか?』と考えてみようと思いました。【探究のタネ:SDGs】

●フェアトレードの本当の意味が解った気がします。ただの貿易じゃなくビジネスで、たくさんの問題が解決できると知り、今までの考え方が変わりました。【探究のタネ:ビジネスでどのように変化するのか】

●河口さんと木村さんがおっしゃったように、「よい商品だから買う」「自分も相手も幸せになるから買う」という考え方を持つことが大事だと気付きました。【探究のタネ:買い物をするときに想像力を働かせる】

※ エシカル消費基礎講座 第3回はこちら 

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