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エシカル消費推進

1年生 第5回エシカル消費基礎講座

 11月2日(木)7限目、第5回エシカル消費基礎講座を実施しました。今回も2組の講師の先生に講演をお願いしました。

①近藤保仁さん「オーガニック、動物配慮について」

②五十川和也さん、楠佑美さん「徳島県の取り組み」

 

①近藤保仁さん「オーガニック、動物配慮について」

 講師は獣医師であり、自然派ハム工房リーベフラウの店長である近藤保仁さん。今回は「(有)石井養豚センター、自然派ハム工房リーベフラウの取り組み」「環境先進国ドイツの取り組み」をテーマに講演をしてくださいました。

 近藤さんは、素材の力を活かしたものづくりに尽力されています。豚肉本来の味を感じられるように、また安心・安全なものを提供できるように、余計なもの、食品添加物を使わず加工しているそうです。また、ドイツの食肉マイスターの教えを守る、肉の部位の特徴を活かした加工を心掛けていると伺いました。近藤さんのドイツへの留学経験から、ドイツの環境保護の取り組みについても教えていただきました。

 安さが売りの輸入肉には、多くの場合、ホルモン剤が使用されており、発がん性が疑われています。また、スーパーなどで販売されている加工食品については、たくさんの食品添加物が使用されており、健康への心配がなされています。食品についての関心を高め、正しい知識を持ち、自ら考えながら食品の選択や購入をしていかなければならないと感じました。

(生徒の感想)

様々な工夫をして人間や環境に優しい豚肉を作っていることがわかりました。ドイツでは血のソーセージやいろいろな部位の肉があることに驚きました。私たちは動物の命を頂いている側なので、動物一頭一頭を大切にしていることはとても良い取り組みだと感じました。これからは食品の裏面に書いてある表示をしっかり見て買い物していこうと思いました。  【探究のタネ】添加物

 一つの食べ物ができるまでにたくさんの人が関わっていることがわかりました。リーベフラウの食品は余計なものを使わずに、衛生管理に徹底していて、安心して食べられると思いました。加工食品にどんな添加物が使われているのかを正しく知ることが大切だと感じました。  【探究のタネ】食品添加物

 おいしく安全な食品を作るためにはたくさんの苦労が必要なのだと感じました。普段の生活では添加物や、どこの肉なのかをあまり気にしたことがなかったので、これからは少し意識してみようと思いました。 【探究のタネ】オーガニック

 

②五十川和也さん、楠佑美さん「徳島県の取り組み」

 五十川和也さんは徳島県危機管理環境部消費者くらし安全局消費者政策課で、楠佑美さんは消費者庁新未来創造戦略本部で、それぞれ消費者行政に携われています。徳島県や消費者庁が、行政機関としてエシカル消費や消費者教育にどのように取り組んでいるのかをお話していただきました。令和4年度におけるエシカル消費の認知度は全国が26.9%であるのに対して、徳島県は58.8%と高くなっています。徳島県や徳島県にオフィスを構えている消費者庁の広報活動や教育活動の成果なのかもしれません。

 五十川さんからはSNSやメディアを活用した広報活動、エシカル消費を学習できる場の提供、さらにはエシカル消費の取り組みを全国や世界に向けて発信している徳島県の取り組みなどを教わりました。楠さんからはサステナブルファッションについて実行のためのヒントをたくさん教えていただきました。エシカル消費の第1歩である「自分で何ができるのかを考えてみること」を大切に、〝未来・長期〟〝地域・世界〟を念頭に、〝みんなに優しい〟社会を目指していきたいです。

(生徒の感想)

サステナブルファッションを初めて聞きました。買うときや選ぶときのヒントは、私たちの生活に活かせるので使っていきたいです。徳島県消費者政策課のお仕事から、エシカル消費への取り組みを知ることができました。 【探究のタネ】サステナブル、消費者教育

 エシカルファッションについて、自分にできそうなことが思ったより多くて驚きました。石井町がエシカルに関するたくさんの取り組みに参加していることがわかってうれしかったです。 【探究のタネ】サステナブルファッション

 着なくなった服を着回しとして甥にあげたり、いとこにあげたりするともったいなくないし、サステナブルにもつながると思うので、これからも続けていこうと思います。「三方よし」を初めて知ることができました。 【探究のタネ】サステナブルファッション

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