1年生「エシカル消費基礎講座」 5回目は「エシカルファッション」
2025年10月31日 15時46分 [名西0704]10月30日(木)7限目、1年生「エシカル消費基礎講座」の第5回講義を実施しました。今回のテーマは「エシカルファッション ~服と社会と環境のつながり~」で、講師は世界で活動されている、一般財団法人unisteps 共同代表理事の鎌田安理紗さんです。鎌田さんは徳島市出身です。7年前に本校で開かれた鎌田さんの講演会がきっかけで、本校の総合的な探究の時間はエシカル消費をテーマにすることが決まりました。
関税が低く、古着や、寄付された服が世界中から大量に集まってくるケニアでは、送られてくる服の質が下がっているため売れる物が少なく、服が大量にゴミとして捨てられ環境が汚染されているというショッキングな実態の紹介から話は始まりました。ファストファッションといわれるように、ここ30年で日本での衣服の供給量は約2倍になったが、価格は半額以下になっているそうです。服一着を作るために必要なエネルギーは、ペットボトル255本を作るのに必要なエネルギーに相当するそうですが、大量に生産されて大量に消費される服。1年以内にいらなくなる物のナンバーワンは衣服だそうです。私たちの衣服の買い方や捨て方への意識を高め変えていくことが、世界中の環境や製造者の生活を守ることにつながるということに気づかされました。
【生徒が見つけた「探究のタネ」】 ・長く大切に着るために ・物の寿命と気持ちの寿命 ・ファストファッション ・オーガニックな素材 ・サーキュラーエコノミー ・服の大量廃棄 ・古着の最終的な行き先