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エシカル消費推進

第1回エシカル消費基礎講座「エシカル消費とは」

 名西高校は総合的な探究の時間において、「エシカル消費」をテーマに探究活動を行っています。1年生は1学期に「探究とは何か」を体験的に学びました。2学期は「エシカル消費とは何か」について理解を深めていきます。

 9月14日(木)7限目、四国大学教授加渡いづみ先生に、本年度第1回目のエシカル消費基礎講座をしていただきました。講義の主題は「エシカル消費とは」です。加渡先生には、本校の総合的な探究の時間立ち上げの時からご尽力いただいており、今回のご講演でも非常にわかりやすいお話をしてくださいました。

 エシカル消費を3つのキーワードを使って説明してくださいました。「環境」「働く人の権利や幸せ」「地域」を考えた消費活動こそがエシカル消費です。現在、日本だけでなく世界中の国々や地域がエシカル消費に取り組んでいることを教えてくださいました。アメリカ発の循環型ショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」の仕組みには驚きましたし、感心しました。従来の使い捨てのプラスティック容器に代わって、ガラスやステンレス製の「繰り返し使える容器」で商品を回収・再利用することで、ゴミを減らしていこうとする取り組みで、日本では首都圏を中心に導入されているそうです。徳島県でこの仕組みが浸透していく日もそう遠くはないかもしれません。加渡先生のご講演を聴いて、言葉として知っているだけの「エシカル消費」をしっかり理解することができました。決して難しいことではなく、未来のために、今日からでも行動できる具体的なお話をしていただきました。

(生徒の感想)

やっとエシカル消費がどんなものなのかが分かった。自分が行動し、他の人の意識を変えることができたら、きっと未来も明るくなると思った。 【探究のタネ】フェアトレード

買うことが一票になるという言葉を聞いて、自分自身も消費する責任を考えて行動していきたいと思った。 【探究のタネ】消費は投票行動

 初めてバイコットという言葉を聞いた。すごくいいなと思った。そもそもゴミの出るものを買ってはいけないという考えでいたが、そうではなくゴミにならないように工夫したり、生産者の方ができるだけ不利にならないようなものを選んだりすれば、十分豊かに暮らせることを知った。 【探究のタネ】パーパス消費

 最近処理水問題で、国内の水産物の消費運動が高まっていることから、「消費は投票行動」という言葉がとても心に残った。自分にできることがたくさんあることを知り、これからは積極的にエシカル消費に取り組んでいきたいと思った。 【探究のタネ】パーパス消費

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