学校生活

第2回 「名高人権の日」

第2回「名高人権の日」を実施しました

 

● 人権放送は「イラムカラプテ」から始まりました

「イムラカラプテ」とは、アイヌ語で「こんにちは」という意味です。

人権放送では、アイヌの人びとの生き方や考え方について学びました。

アイヌ民族の文化、伝統、誇りを受け継ぐ、宇梶静江さん著『すべてを明日の糧として―今こそ、アイヌの知恵と勇気を―』が資料でした。

   これまで獲っていたサケを川で獲ってはいけない。心から感謝してその肉や皮をいただいていたシカを山で獲ってはいけない。これまで使っていた言葉を使ってはいけない。とにかく暮らし方のすべてを変えなくてはいけない。これまで平和に暮らしていた自分たちの土地によそからどかどかと押し寄せてきた人たちに突然そんなことを命令され、「土人」と呼ばれたら、どんな気がする?

 2年生はもうすぐ修学旅行で北海道に行きます。そして、アイヌ民族の視点からアイヌのことを紹介した施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を訪れます。日本の先住民族であるアイヌの歴史、文化や伝統をしっかり学んで来ます。

 

 放送直前までしっかり原稿確認。最後は心を一つにして「素敵な1日にしましょう!」で終わります。

 

● 7時間目は人権学習HR活動でした

本年度2回目の人権学習HR活動、各学年のテーマは次のとおりです。

・1年生:インターネットによる人権侵害

(SNSへの写真掲載・SNSグループでの不適切な発言や対応を学びました。ルールやマナーを守らなければ、加害者にも被害者にもなる可能性があると実感しました。)

・2年生:アイヌの人びと

(アイヌ文様やアイヌ語、民族の歴史、アイヌの学校をつくる夢を持つ大学生のこと。人種・民族などの多様性を尊重する共生社会への思いを強くしました。)

・3年生:災害と人権―みんなの安全と命を守るには―  ※1学期は3年生の活動風景の写真を掲載します。

(名高が災害避難所になったら……。そのとき、どのような困りごと(人権侵害)がおこるのか。それに対して、私たち高校生になにができるのかを話し合い、自分のことも地域の人のことも守れる存在になりたいと思いました。)

  

 クラスを解体しての班活動でした。いろんな意見が出ました。

 JRC部員が企画・運営しました。「緊張しましたが、自信に繋がりました」との感想も。

 日本赤十字社徳島県支部 橋本聡さんが、避難所の実際、注意すべきことや問題点、みんなにできること等を話してくださり、たくさんのことを学びました。

 

● 帰りのHRで、人権委員からメッセージ

各クラスの人権委員さんが、今日の人権放送とHR活動を振り返り、感想を教室のみんなに伝えました。

また、今日の学びや気づきを家に持ち帰り、家族と話し合ってほしいとも伝えました。