学校生活

1年生美術コース 大谷焼実習

2月26日(月)、芸術科美術コース1年生が大谷焼の実習を行いました。

大谷焼は、徳島県鳴門市大麻町において240年以上の伝統がある焼き物です。焼き物に用いられる土は、徳島から香川にかけて連なる讃岐山脈に沿った土地から採掘されます。大谷の土は鉄分が多く、ざらりとした風合いとともにかすかに金属的な光沢を感じさ、素朴な土の味わいを醸し出す焼き物として多くの方に親しまれているそうです。

この日は粘土をろくろに載せて手で形を作る「成形(せいけい)」という作業に挑戦し、20人20様のマグカップや花瓶、お皿の形ができました。

この後も一つの焼き物ができるのに、乾燥、素焼き、施釉(せゆう)、窯詰(かまづめ)、焼成(しょうせい)、検品といくつもの丁寧な行程を経ることになります。

田村陶芸展示館の皆様。大変お世話になりました。徳島県の素晴らしい伝統工芸にふれる機会をつくっていただき、ありがとうございました。