学校長挨拶

 徳島県立名西高等学校は、大正12年徳島県立名西高等女学校として開校して以来、令和5年度に100周年を迎えた歴史と伝統を誇る学校です。全日制普通科・芸術科(音楽・美術・書道)、定時制普通科を併設しており、多様な学びに取り組む生徒がそれぞれの目標の実現を目指し、校訓「誠実」の下、切磋琢磨しています。また、校歌の歌詞にある「若き生命」「曇らぬ心」「久遠の愛」を名高スピリットとして掲げています。
 本校は平成18年から3カ年文部科学省から指定を受けた「スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール事業」を機に、ドイツに4校、ニュージーランド゙に1校、台湾に1校の姉妹校を有するなど国際理解教育を推進しており、グローバルな視野を有する人材の育成に努めています。
 さらに、平成27年には県から「文化芸術リーディングハイスクール」の指定を受け、第一線で活躍するプロの芸術家や芸術大学より指導者を招聘し、個々の技能の向上を図り芸術力の向上と人材の育成を図っています。そして、本校の芸術力を地域に還元するとともに、県立高校の文化芸術を牽引する文化芸術活動における人材の育成に努めています。
 今年度も、「明日に輝く名高生~挑戦・協力・創造できる生徒の育成」と「芸術科の活性化と地域に愛される学校づくり」を基本方針とし、生徒一人ひとりが「自分と周りの人を大切」にし、「精一杯自分の成長」を果たすことができるよう、私たち教職員一丸となり、個々に応じたきめ細やかな指導を行って参ります。保護者の皆様、同窓生の皆様、地域の皆様、名西高等学校の教育活動に対し、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
 
                         徳島県立名西高等学校長  大久保 民枝