学校長あいさつ

                              ~1年を振り返って~
 昨年度は芸術科美術の吉井夢女さんがラフティング世界選手権ユース女子日本代表で出場し銅メダルを獲得したことや相撲部上田裕也君の藤島部屋入門発表会見,そして芸術科を中心とする様々な生徒たちの活動をマスコミに取り上げていただき,県下に広く生徒たちの活躍や本校の取り組みを発信することができました。
 また,昨年度末には国際理解教育の一環としてドイツ研修旅行を実施し,1,2年生10名の生徒が姉妹校の生徒たちの家庭にホームステイをし,ドイツの文化や生活習慣に触れ,国際的な視野を広めることができました。参加した生徒たちには非常に有意義な1週間で貴重な経験ができたと思います。来年はドイツの生徒たちが来校し,交流できることを期待しています。
 さて,昨年度の学校教育目標に挙げた3つの目標
  1 基本的な生活習慣の確立を図り,社会的な資質や能力を育成する。
  2 進路実現に向け,基礎基本の定着を図り,組織的なキャリア教育を推進する。
  3 文化芸術活動を創造発信し,特色ある学校づくりを推進する。
について,一年間の取り組みの成果を簡単に報告します。
 まず基本的生活習慣の確立についてですが,生徒たちには「時を守り 場を清め 礼を正す」ということで昨年も一年間指導を徹底してきました。特に,時を守るということで遅刻についてですが,一昨年度は遅刻数が約32%も減少しましたが,昨年度は約3%の減少にとどまり,残念ながら目標の20%減には大きくとどきませんでした。また,「遅刻0の日」も9日間しかありませんでしたが,本年度も昨年度より1日でも多く「遅刻0の日」となるよう全校あげて指導を徹底していきたいと考えておりますので,保護者の皆様方にもご協力をお願いします。
 次に,進路実現に向けた学力向上についてですが,昨年度の進学実績は国公立大が6名,私立大62名,公立私立短大13名,専門学校46名で,一昨年度に比べ国公立大が倍,私立大が18名増となっております。普段の授業においても前向きで真剣に取り組む姿勢が出てきており,そのことが補習参加率や家庭学習時間の向上につながり,進学実績も少し上がってきたのではないかと思われます。今後も授業改善研修等を行い,生徒たちが満足できる授業を展開し,生徒の夢の実現に向けて取り組んで参りたいと考えております。
 最後に特色ある学校づくりについてですが,3年前に『文化芸術リーディングハイスクール』に指定され,様々な充実した取り組みができるようになりました。昨年度は「地域とともにある学校」ということから地元石井町と連携し,高川原小学校の児童への書道教室や高原小学校プール壁面へのウォールアート,石井中学校での書道パフォーマンスやオーケストラ部による文化祭での演奏会,石井町役場での書道・美術展や合唱部のミニコンサートなど芸術の魅力を様々な形で地域に発信してきました。これらすべて生徒の技術力向上はもちろん,本校の芸術力を地元石井町にアピールすることができました。また,本校正面玄関には芸術科書道・美術の生徒たちが各大会等で賞をいただいたすばらしい作品を展示しておりますので,保護者や地域の皆様方是非一度見に来ていただけたらと思います。今後も取り組みを継続・発展させ,県下唯一の芸術科のある学校として特色ある学校づくりを目指していきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
 今年度も名西高校のさらなる飛躍を目指し,全教職員が生徒のために全力を尽くして頑張っていきたいと考えておりますので,今後とも保護者や地域の方々のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

平成30年4月4日
                    徳島県立名西高等学校長  小山 勉良